TAITO
  − BATTLE GEAR 2 −


〜1st〜

 アーケードで人気のレースゲームがPS2に“改良”移植された。

 アーケード、家庭用、PC含めレースゲームは数多く有るが、国内の峠(ワインディング)を体験できるゲームはこれくらいだろう。

 そして某イニシャル○の影響が有ってか無くてか、このゲームをプレイする人の殆どが一度はAE86やFDでチャレンジするらしい!?(笑)。

 さて同時期に購入した首都高バトルゼロがライセンスを取っていないがために実車名を採用できなかったのに対し、このゲームTAITOだけに登場車種が実名(計30種)で登場するのは嬉しい限りだ。

 コースも国内らしい四季が美しく再現された峠主体の細く曲がりくねったレイアウトが多く、走っていて楽しいが難易度も高い。

 コースは周回も当然有るが、下り一本道のコースがやはり真骨頂だろう。
当然実際のワインディングと同じようにガードレールや溝もあったり、標識やロードマークも実際のものと同じように再現されているので雰囲気はとても良い。

 収録されているコースは隠しも含めて全8コースで、その中には前作のコースやPS2オリジナルコースも存在する。

 さて実際に走った感じ、視界に入る情報はアーケードそのまんま!
アーケード独特のきらびやかで鮮やかな画面造りが、家でアーケードゲームをしている感じにさせてくれ嬉しい。

 視点も首都高バトルゼロには無いドライバー視点が有り、それぞれの車種のインパネが再現されているので、実車が好きな人には嬉しいポイントだろう。

 また処理落ちも無い上にスピード感も十分にあり、PS2ならではの高解像度感によりコーナーの先もとても見やすいのが良い。


 しかし良い点ばかりでは無い。

 確かに綺麗なグラフィックなのだが、今となっては既にPS2専用ソフトの方が良いグラフィックを誇っているのも現状で、若干見劣りする気もする(上の下?)。

 挙動も実車とかけ離れて随分軽い感じがする。
FFB対応ハンドルとかでプレイすれば変わるのだろうが、首都高バトルゼロではうまく表現されているだけに残念な感じがする。


 またアーケードのシステムをコンシューマ機に移植した事によるシステム的欠点も結構目立つ。

 例えば1プレイ終わる毎にシステムにセーブしますか?と聞いてくるのだが、一体何の記録をセーブするのか明白でない上に、上書きしますか?と聞かれても何の記録に上書きするのか解らないので不安を感じる。

 しかもここでセーブしてもゲームを終わらせるとまたシステムにセーブしますか?と同じ事を聞かれる。
そこでも上書きしますか?と聞かれるので、今さっきのに上書きするのか?今上書きするのは何のデータ?と思わざるを得ない。

 さらにゲームを終わらせる度に毎回ゲームオーバーの表示、その後メニューでは無くオープニング画面にかならず移動するのは面倒だ。
サブメニューからメインメニューに戻れないのも困る。
確かにアーケードではそういうシステムにする必要性が無いのだが・・・

 またコンピューターカーとアーケードモードでレースしてもリプレイされないのは残念だ(OPDEMOとなるだけ)。
リプレイを記録できるのはタイムアタックモードで最速記録を出した時のみで、しかも記録箇所はホンの少し。
基本的にゴーストカーデータとしての記録がメインで、後で見て楽しむという考えは無いらしい。

 しかしアーケードから家庭用ゲーム機にプラットフォームを移したが故の欠点(セガラリー2はその点は優秀だった)は有るものの、メインとなるレース部分は既に定評の有るアーケードからの移植なので、実際に走る事に関しては不満はそんなに無い(主題歌がダサイと言うのは禁句?(^^;)。

 車をチューンする事が出来ないが故に単調で飽きやすいと言うのは有るが、タイムアタックを極めたい人には満足できるシステムになっている。

 しかし裏を返せば“タイムアタックしかやる事が無い”とも取れるので、車好きと言えども全ての人に勧められるゲームでは無い。

 峠好き!もしくはアーケードのBG2に激しくはまった!という人は買いである。



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