SQUARE
  − ファイナルファンタジーX −


 やっとクリアできたので感想書きたいと思います(^^;

 ちなみに私はFF系をプレイするのは実質今回が初めてでしたので、FFに関する先入観は殆ど無しです。


 今回FFはプラットフォームがPS2に移ったわけですが、PS2対応でなければ買わなかったと思います。

 しかしFFXは期待を裏切らず、想像以上の美しいグラフィックを楽しませてくれました。

 FFXは当初高画質盤がどうのこうのとかDVD二枚組だとか言われていたのですが、結局DVD一枚に納まったのは今まで動画を使用していたムービーシーンをかなりの程度ポリゴンで表示できるようになったからだと聞いています。

 実際DVD画質のムービーは驚愕の美しさですが、ポリゴンを使用したシーンでも十分な品質を持っていると言うことができました。

 まさにビバPS2!(笑)ってな感じなのですが、とは言ってもやはりプリレンダリングCG並みの品質にリアルタイムポリゴンがなるためには、まだ5年くらい必要なんですかね・・・


 ともあれグラフィックスに関しては現時点では満点を上げても良いくらいと言うことで、次は実際のゲームに関してですが、世界観やステージが実に多様でプレイ時間50時間強でしたがずっと飽きることなくプレイする事が可能でした。

 ストーリー導入部分からずっとPCと共に冒険or旅をしていると感じさせる演出が満載で、ストーリーの変化も十分あり今までプレイしたRPGやADVなどのゲームの中でトップクラスの内容の濃さだったと言えます。


 ストーリーとも絡んで来るのですが、今回感じたFFXの魅力の大半はキャラクターの魅力でも有ったと思えます。

 メインキャラだけでも最大7人がパーティーに加わりますが、NPC達も魅力たっぷりと言った感じでストーリーに絡んできました。

 ちなみにFFXで気に入ったキャラはアーロンとワッカです(^^;

 どちらも濃い野郎系キャラでは有りますが、アーロンは渋い頼れる叔父さんと言った感じで主人公をサポートしてくれますし、ワッカは部活の先輩的感じで照れ屋だけどユニークで暖かい兄貴分的キャラクターでした。

 実際バトルでも殆どこの二人が肉弾戦メインで活躍してくれました。

 女性キャラは今一印象が薄いというか萌えキャラが居ないというか(笑)。
リュックの瞳はなぜグルグル!?
バトルでは遠距離要員としてルールーが一番活躍してくれました、


 今回FFXで採用されたバトルシステムはCTBですが、このシステムはとても良かったと思います。
リアルタイムでは無いため、じっくり敵属性などを考えながら戦略を練ることができるのが良かった。

 同時参加は三人だけど、瞬時に待機要員と代われるのもストレス無く良かったし、本当に今回のバトルシステムは100点って感じです。


 同様に今回採用されたスフィア盤システムも面白い。

 通常のRPGではバトルをすればする程キャラクターがどんどん成長していくものだけど、今回はバトルで得た経験値を元にスフィア盤で能力値をゲットするという方法に変更されていました。

 実際の所終盤になると面倒にはなってくるのだけど、キャラクターの能力を自分で上げて居るんだという実感が沸くのでこれはこれで良かったと思う。

 けどよく考えずにスフィア盤を進んでいくと、まったく性格の異なるキャラになってしまうので、これは攻略情報などが必要になるかも。

 例えばキマリはどの方角にも成長できるのだけど、私の場合よく考えずに進んでしまったためバトル要員として殆ど役に立たないキャラに育ててしまった(T^T

 キマリを使うときと言えば、敵からアイテムを盗む時だけ(笑)。
しかもこれはリュックでも十分だし・・・

 逆にメインにするキャラが固まったなら、そのキャラだけでバトルを完結させ経験値アップに励むこともできる。

 私の場合はワッカとアーロンがかなり強まっていたため、これにルールーを加えメインバトルスタッフを固定する事にしました。
リュックやユーナ、ティーダ、キマリは補助要員。


 他にもFFXには語るべき要素が沢山ありすぎ、全て語ることは不可能!
今回は殆どラスボスまで一本道で進んでしまったため(経験値稼ぎはしたが)、こなしていないサブイベントや、ゲットしていないアイテム、足を運んでいないマップはまだまだ残されています。

 これらやブリッツボールを極めようとしたら、ゆうに100時間以上はプレイしなければダメって感じですね(^^;

 本当にプレイしていて内容の濃さに驚き、一体どの位の時間を掛けてこのゲームを制作したのかと考えるとスタッフの努力に頭が下がる思いです。

 まさに超大作として申し分のない作品だったと思います。
流石スクエア。
おまけのDVDもセンス良し。

 ゲーム中のロードタイムも殆ど気にならず優秀。
セーブ箇所が増えると異様にロードに時間が掛かるが・・・
フルボイスも良し。


 しかしFFXに比べるとエヴァーグレイスIIって詐欺みたいな作品だなと思ったり(言い過ぎ)。


 けど最後の最後で手放しで喜べない印象も受けました。

 ネットでも色々言われていますが、あの最後の語り方はなんだろう。
もっとまともにEDを語って欲しいな・・・と長時間プレイした人は必ず思うでしょうね。

 まあ狙って“ああやった”と言われるのでしょうが、自分としては今までの50時間があまり報われない感じがしました。

 EDが心地良いと「もう一度プレイするか!」と思うんですけどね(^^;
終わりよければ全て良しとすら言われているのに・・・


 何はともあれ、素晴らしい作品をありがとう!




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