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PS2  
2004/3/5

 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXのレビューです。

 PS1の攻殻ゲームはアニメーション部分のクォリティーが非常に高く、ゲーム部分も壁でもどこでも自在に移動できるフチコマのお陰で新鮮なゲームでしたね。

 さて今回のソフトはTVで公開されている攻殻SACのゲームとなります。
攻殻SACや原作を知らなくても十分遊べるソフトだと思いますが、知っている人なら尚更楽しめると思いますよ。

 ゲーム内容としては俯瞰視点でのアクションゲームです。主人公は草薙素子とバトーの二人、タチコマもちょっと操作できます。

 現在終盤までプレイしましたがこのゲーム、アクションの難易度がかなり高い!
この難しさはそうですね・・・古くはプリンスオブペルシャ、最近だとトゥームレイダー的な難易度ですね。

 例えばビルの三階部分から侵入しようと思った場合、素子のハイスペックな義体能力を使用し壁二段ジャンプを駆使して到達させる訳ですが、慣れるまではかなり難しいです。 ジャンプのタイミングとかレバーの切り替えとか。

 他にもMGS2ばりのエルードとか、しゃがみ込んでの空調パイプ内移動とか、MGS的な雰囲気も持っています。

 しかし難易度が高くてイライラさせられたりもするのですが、大抵は次のステージがパワーで押しまくるバトーの出番だったりと、緩急付けたステージ構成なのが非常に良いです。

 プレイしていてとても良作だなと思いましたね。
非常に速いロード時間、難しい故にアクションが失敗してゲームオーバーになっても直ぐに直前のポイントから再スタート、グラフィックスもハイレベル、さらにフルボイスでTV版と同じ雰囲気を楽しめます。操作が難しいのですがチュートリアルも有って親切ですね。

 これがク〇ゲーだと非常に長いロード時間、アクション失敗でスタート画面まで戻される、セーブポイントが殆ど無い、しょぼいグラフィックス、音声無しだったりするので、どれだけこのゲームがハイレベルかお解かり頂けるかと思います。

 それで居て5000円台となぜか低価格なのも驚き。
最初はその安さから、ショボゲーじゃ無いかと要らぬ心配をしたものですが、良い方に期待が裏切られたようです。

 ただ、難点も有りますね・・・
前述のように少々高めの難易度。私のようにゲームに不慣れな素人には(ォィ)、ちょっとコントローラーを投げ出したくなる様な事も有ります。

 またコントローラーの設定が随分オリジナリティー溢れている事。
最初は( ゚д゚)ハァ?って思いましたよ。
L、Rボタンがメインとは・・・ さらに右のスティックで視点操作なんですが、通常のFPSゲームとは上下左右が逆なんですよね。
SETUPでも上下しか逆に戻せないため、慣れるまでかなり違和感を感じる事になります。また移動操作の左スティックも押すとしゃがみ動作になるため、急いで操作すると勝手にしゃがんでしまったりと、これも結構イライラさせられるかもしれません。

 また他の人が言うには少々短めのステージという事で、まあこの辺りが値段に表れているのかもしれませんね(私見的には十分なボリュームですが)。

 けど全体としてはかなり良作だと思いますよ。
電脳ハックや光学迷彩、タチコマも出ていたりで攻殻の雰囲気がとてもよく再現されているためファンなら当然として、そうじゃなくてもアクションゲーム好き、MGS系のゲームが好きって人にはオススメです。


公式サイト

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