SCE
  − SCANDAL −


 PS2にプラットフォームが移ってからの“やるドラDVD”第一弾。

 ストーリー的には芸能カメラマンである主人公の女性が、外人有名ロックミュージシャンのスクープを撮った事により、謎の組織から命を狙われる事になったという感じ。

 サスペンスでは有るし後半ハードボイルドな展開にも成りそれは良いのだが、Bloodをやっと後では何か物足りなさを感じる。なんというか主人公に感情移入できないと言うか、前半のギャグノリに拒絶反応と言うか(^^;

 と言ってもハードなドラマ仕立てで、以前プレイしたダブルキャストよりは個人的に良いと思ったが・・・
しかしアドベンチャーゲームとしては正統派で、Bloodの様な意味の分からない分岐システムは無いし、セーブも50カ所できるし問題は無いと思う。

 しかし序盤から中盤に掛けてのあるフラグを立てないと、後半何をしてもBADになるのは頂けない。
やはりGOOD-ENDを見るためには、またしても攻略情報が必要と言うか(ED数は30以上)。

 意味の乏しい分岐(数多くのBAD-ED)が多いのは気になるが、一度プレイし終わると二週目から分岐が増え、本筋とは関係のないサブストーリーが見られたりするのはサービスサービスゥー(寒)って感じで面白いと思う。

 リプレイもフルボイス、フルアニメーションのお陰で普通のアニメーションの様に見ることができる。
ここでは左右スティックで拡大縮小変形などのお遊びもできる。

 作画はプロダクションI.Gだけ有り、そのクォリティーは一級品。
画質もDVDクラスで、これ以前にプレイしたダブルキャストとは雲泥の差。

 ただキャラクターデザインと主人公の声が個人的には気に入らなかった。あとハエジマも最悪(好みの問題)。
その代わり主役級の男性キャラは二人とも声(子安武人、江原正士)、キャラデザとも良い感じ(好みの問題(^^;)。

 個人的評価としてはストーリーはBlood以下ダブルキャスト以上、システム、グラフィックは合格点と言った感じで、あまり市場では評価されていない本ソフトだが、安ければ(4000円以下)プレイしても良いかも?という感じである。



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