− サンライズ英雄譚R −



 サンライズ歴代の22もの作品のキャラクターが一同に介するこのゲーム。

 少し挙げるだけでもガンダム、同W、ボトムズ、ダンバイン、ガオガイガー、バイファム、ザブングル、ダグラムなど。
しかしどうやったらSLGに、ママは小学4年生(爆)、カウボーイビバップ、サイバーフォミューラまで入れるのかナゾである(笑)。

 基本的なシステムは惑星クラウディア上を移動してイベントを起こすRPGタイプだが、戦闘はターン制SLG、イベントはADV形式と、ロールプレイング・アドベンチャー・シミュレーションゲームとも呼べるものとなっている。

 登場するキャラクターは前述の通り凄まじい数を誇っており(100人近い?それ以上?)、それらがどんどんストーリーに絡んでくる様は圧倒的ですらある(笑)。

 機体を持って参加してこないメンバー、例えばカウボーイビバップの面々なども、ちゃっかりビジネスに参加していたり。

 しまいにはもう「はいはい、OK、OK、皆さんどんどん参加しちゃって下さい」ムードになる事必至である(笑)。

 SLG部分は結構独特な作りで、母艦に複数機収容してターン最大3機まで出して戦うのだが、ENと呼ばれる毎回現定数チャージされるエネルギーと何かする度に消費されるENを如何に効果的に使うか、また先制属性、近接属性、対空、飛行属性と言った要素を考えながらユニットを動かす、まさに詰め将棋の様な感じである。

 またユニット破壊という概念は無く、母艦のHPが無くなると終了というのも独特で、やや歯がゆい印象は受けた。

 しかし100前後も参加する機体を全部母艦に収容できる訳ではないので、どの機体を参加させるかとか、相手の属性を見極めながら小さな機体で大きな機体を撃退できた時には爽快感を感じることもでき、なかなかSLG部分は面白いと思う。

 RPG+ADV部分は流石PS2という事でとても綺麗で、フルボイスなのも良い感じ。
さらにこれはプレイしないと解らないだろうが、妹属性の人にはたまらない内容となっている事も付け加えておく(笑)。

 しかしこのゲームをプレイしていて一番驚いたのは、一度本編をクリアして「あーやっと終わった。長かったなー。やっぱ正月はこういうゲームでまったりと過ごすのが最高だよネ」とか、「あれ?けどCGモードがなんで半分も埋まっていないんだ?」と思っていたら、なんと今までのは前半部分で、さらにそれ以上のボリューム(笑)のセカンドステージが待っていたとは驚くしか無いだろう。

 というか個人的には驚きを通り越して呆れさえしてしまい、結局クリアするのを諦め手放してしまった次第である(爆)。

 よってスクリーンショットも無いのであしからず・・・