いくぽんのPC雑記 Vol.27

 UpDate Rev.1 970819


かずくんの、究極クロックアップレポートです。
有り難うございます(^^
熱暴走にお気をつけ下さい(笑)










Aptiva をいろいろいじっていましたが、もう限界のようでしたので、やっと、念願の マザーボードを交換しました。ちょっと高かったですが...
(詳しいスペックは http://www.iijnet.or.jp/unitec/u_index.html に出ています.) (UG68シリーズのマザーボードです。)
今使っている Aptiva のケースに収まるものを探していたので苦労しました。

今回はマザーボード交換と改造の結果報告です。

Aptiva のマザーボードをかなりいじっていましたので、交換はすんなり出来ました。
交換するだけで、オリジナルのマザーボードにP55C(233Mhz)を外部80Mhzの*3.5 280Mhz で動かしたときととほぼ同じ結果がでていたので、もっと早く交換しておけばよかった かもしれません。(今までの改造での経験やノウハウはとても勉強になりました。)

単純な交換だけでは、つまらないので、早速の改造となりました。
(マザーボードのジャンパー設定では 66Mhz が上限でしたので)

・外部PLLへの改造。(マザーボードのPLL IC が W48C60 だったので簡単です。)
・オシレーター使用のクロック供給。(キンセキ EX03 使用.使わないとタイマー関係が 変になります)
・CPU内部の供給電圧アップ。( 2.8V から 2.9V )
・CPU外部の供給電圧アップ。( 3.3V から 3.52V)
・チップセット(430HX)へのヒートシンク+ファン追加での冷却強化。
・ビデオカードのクロックアップ。(15.9MHZ から 18.432Mhz)  既に実行済み。
・ビデオチップのヒートシンク+ファン追加での冷却強化。   既に実行済み。
・CPU冷却ファン大型化。(山洋製の一番大きいものと交換.)

作業的には2時間ぐらいです。
むしろ、クロックアップした場合の BIOS の設定に時間がかかりました。
Aptiva の BIOS の設定項目は少なかったですが、今回のマザーボードは AWARDのBIOS で細かい設定があり、最初は戸惑いましたが、慣れれば細かい設定ができるので便利で す。

限界ぎりぎりで動く状態から少しマージンを残すようにして、安定稼動する状態まで設定す るのに丸2日かかりました。

CPU は外部 86.0Mhz*3.5 の 301Mhz で限界でしたし、CPU を *3.0 でクロックを上げて 行くと 430HX は外部 87Mhz 前後( PCI駆動は半分の 43.5Mhz)で限界でした。

メモリー、HDDは一番早い設定で、外部 66.6Mhz は動きましたが、75Mhz程度が限界のよ うで、リードエラーや、フリーズ、ハードリセットが掛かったり、Win95でエラーが出て止まっ てしまうので、BIOS でメモリーは少しタイミングを遅くして、HDDは一段階、転送速度を落と してWin95でも安定して動くようにしました。

その結果、外部83.0Mhz CPU *3.5 の290.5Mhzで安定稼動するようになりました。(^^)/ (これ以上は、430HX の駆動電圧を上げて、CPU のペルチェ+水冷が必要かも...)

さてベンチ結果です。


BENCHMARK TEST RESULT
 ★ ★ ★  HDBENCH Ver 2.292  ★ ★ ★  
使用機種   Aptiva改
Processor  Pentium(MMX)290
解像度     1024×768 65536色  
Display    ATI 3D RAGE II (DirectDraw)
Memory     113,720Kbyte
OS         Windows 95  4.0 (Build: 950)
Date       1997/ 8/13

HDC = プライマリーIDEコントローラー(シングルFIFO)
HDC[?]=セカンダリーIDEコントローラー(シングルFIFO)
HDC = スタンダードPCI IDEコントローラー
HDC = スタンダードIDE/ESDI ハードディスクコントローラー

A = GENERIC NEC  FLOPPY DISK    
C = GENERIC IDE  DISK TYPE46    
D = GENERIC IDE  DISK TYPE46    
E = MITSUMI CD-ROM        !A Rev G05D

  ALL   浮    整    矩    円   Text Scroll DD  Read Write  Cache Drive
13951 16768 18245 24804  3634 22003   111 152  5546  5463  28985 D:10MB

補足しますと、今回のマザーボードは ATI 3D RAGE IIがオンボードに載ってい ましたのでこちらを認識したようです。 DDに関してはビデオチップのクロックアップが効果的のようでした。
WinTach v1.2: Performance Report System Information: System Processor : 486 Display Driver : Matrox MGA Mystique PowerDesk Display Type : Frame Buffer Display Resolution : 1024 x 768 Display Colors : 32,767 Test Resolution : C16 (1024x768) Cursor Stability : Not tested Benchmark results: RPM - Word Processing : 361.67 / C16 RPM - CAD / Draw : 1356.39 / C16 RPM - Spreadsheet : 428.64 / C16 RPM - Paint : 484.65 / C16 RPM - Overall : 657.84 / C16


3D-BENCH は、なんとか 250 が出ました。
マザーボード交換前は限界ぎりぎりで142がやっとでした。

安定稼動しましたので、さっそく今まで満足にプレイ出来なかった GP2 をやってみました!

テクスチャを全て ON にするとまだ重いですが、バックミラーのテクスチャをOFF、 空を OFF にしたらようやくなんとか遊べるレベルになりました。

テクスチャを全て ON にして遊ぶにはいったいどのくらいのパフォーマンスが必要なんでしょうか?
(3D-BENCH で500位でしょうか?)

DOS でバリバリ、ゲームを出来る日はいつくることやら....



PHOTO


P55C 290Mhz の3D BENCH 結果。



FEXT PLL 83.1Mhz の図。





今のAptivaの全景です。

(クリックすると全景が見れます)








いやはや凄いですね〜!
FEXT-PLLを使い、P55Cを300MHzで駆動させるとは。
それでもGP2は重いんだから困った物です(^^;

しかしCPUは耐えても、周辺が付いてこないのはだれもが悩むところです。

私の使用しているPW3DVは、75MHz*3で一部アプリで不安定になりますからね。
Mystiqueは耐クロックアップ特性が優れているようですね。
Millenniumシリーズもベース75に付いてこれないとか来ないとか・・・

まあ、色んなところで言われていますがこの様なクロックアップは全て個人の責任に於いて行ってくださいね。

たまたま上手く他の人がクロックアップ出来たからと言って、全てのシステムが耐えられるわけではありませんし、 クロックアップに依って確実にCPUの寿命は縮まっているのです。

かずくん、お疲れさまでした!