BusMaster driver(+430TX)関連 Tips
Intel製バスマスタードライバーを導入すると、デバイスマネージャー>ディスクドライブの項目が
QUANTUM FIREBALL_TM1
QUANTUM FIREBALL_TM2
このような構成になる事が有ります。
本来IDEのHDDはSCSIのHDDのようにブランドと機器名称が列挙されるのは
動作は別としておかしいわけで(SCSI同様 同期、切断も有効になってしまう)
GENERIC IDE DISK TYPExx
GENERIC IDE DISK TYPExx
IDE HDDの場合、このように「GENERIC IDE DISK TYPE xx」と表示されるのが
正常のはずです。
この状態でもHDDコントローラーは動作していると思われますが
「機器の種別通りにデバイスが列挙されておらず、それもSCSI HDDとして認識されて
いるのはどうも納得がいかない」
というのであれば、以下の方法を自己の責任で試してみてください。
C:\Windows\Inf\MSHDC.INF の修正
[INTEL_HDC]
%PCI\VEN_8086&DEV_1222.DeviceDesc%=DUAL_GOOD_IDE, PCI\VEN_8086&DEV_1222
%PCI\VEN_8086&DEV_1230.DeviceDesc%=DUAL_GOOD_IDE, ,PCI\VEN_8086&DEV_7010
%PCI\VEN_8086&DEV_7010.DeviceDesc%=DUAL_GOOD_IDE, PCI\VEN_8086&DEV_7010
%PCI\VEN_8086&DEV_7111.DeviceDesc%=DUAL_GOOD_IDE, ,PCI\VEN_8086&DEV_7111
↑
ここのカンマを一つ削る
↓
%PCI\VEN_8086&DEV_7111.DeviceDesc%=DUAL_GOOD_IDE, PCI\VEN_8086&DEV_7111
この修正を行ったあと、HKEY_LOCAL_MACHINE\Enum\SCSIに列挙されている
IDE HDDのエントリィをすべて削除して、最後にコンパネ->デバイスマネジャで
"Intel 82371AB PCI Bus Master IDE Controllers"を削除してWin95を再起動
してみてください。これでIDE Controlerを再インストールすることになるの
ですが、インストールが成功するとOSR2の通常どおりの列挙方法となりDMAの
チェックもできるようになります。
またTXPATCHをあてている状態でこれでも変わらない場合は、Intel BMD導入時
にコピーされる IDEATAPI.INFを修正します。
C:\Windows\Inf\IDEATAPI.INF の修正
[INTEL_HDC]
%PCI\VEN_8086&DEV_1222.DeviceDesc%=DUAL_GOOD_IDE, PCI\VEN_8086&DEV_1222
%PCI\VEN_8086&DEV_1230.DeviceDesc%=DUAL_GOOD_IDE, ,PCI\VEN_8086&DEV_7010
%PCI\VEN_8086&DEV_7010.DeviceDesc%=DUAL_GOOD_IDE, PCI\VEN_8086&DEV_7010
%PCI\VEN_8086&DEV_7111.DeviceDesc%=DUAL_GOOD_IDE, PCI\VEN_8086&DEV_7111
↑
ここにカンマをひとつ追加する
↓
%PCI\VEN_8086&DEV_7111.DeviceDesc%=DUAL_GOOD_IDE, ,PCI\VEN_8086&DEV_7111
これでTXPATCH+Busmaster Ver3.0の組み合わせでも同様にOSR2での正常な
機器列挙ができると思います。ちなみに DEV_7111 というキーが 430TX
82371AB IDE Controlerの指定です。
参考記述:NiftyServeFPCUDIY Log
−注意−
これらの作業は全て個人の責任において実施してください。
infファイル、レジストリに手を加えるときには安全のために必ずバックアップを取りましょう。
また、この記事に関する質問&苦情等は一切受け付けませんのでご了承下さい。