今回はKazzさんによる、YAMAHA YMF724(A-Trend ATC-6655)レポートです。 !CAUTION! 以下の文はNIFTYのFPCUDIY #7からの転載であり、無断転載は厳禁です。 |
廃な友人の貴重な情報のおかげで結構な物が手に入りました。 A-Trend ATC-6655 YAMAHAから新しく出た YMF724というサウンドチップとYMF730という PCI CODECチップを搭載したサウンドカードです。特徴としては http://www.impress.co.jp/akibamap/hotline/980501/etc.html#ymf724 http://yhp1.yamaha.co.jp/news/97072401.html この、両サイトで見ていただくとしてはっきりいってこのカード、 \7980としては破格のCP比の高さでした。 私や同じゲーマーの友人が評価した点としては ・Voodoo使用のゲームでもよくある音割れ等問題が発生しない ・MIDIははっきりいって外部音源並み。内臓でここまで来たか!!(友人談) ・GM系も全てOK。YAMAHAのSYXGとほぼ同等のソフトウェアシンセも付属 ・デフォルトは22khzサンプリングだが48khzでもほとんど性能落ちず とよい事ずくめでした。インストールはまたもやSB AWE64Gのおかげで ちょっとはまりました。MSoundの時と同様にJoyStickPortが認識できない のです。頭に来たのでAWE64Gを外して再インストール。なんとこのカード、 JoyStickのポートとしては二つのポートが見えるのです。 あと、この値段のサウンドカードとしては珍しくDigital出力を最初から持ち (光じゃなくて同軸な所が良いやね)ドライバでOn/Offができます。 また、DirectSoundのハードウェアバッファのOn/Offもできるのでゲームなど での互換性対策もできています。 さすがにXGのYAMAHA。MIDIの音の良さは「MIDI素人」の私でもはっきりと わかる素性の良さ。後にAWE64Gを外してMSoundと2枚さしをして聞き比べた のですがMIDIははっきりいって\7980の圧勝。はっきりいってAWE64Gも相手 にならない良さです。私は外部音源を持たないのでわからないのですが 良い音であることだけはわかります。(^-^;;; WAVはさすがにカード自体のグレードの差が出てMSoundの勝ち。ATC-6655も 良いのですが部品の差が出たか高音域、超低音域ではレンジが伸び切り ません。あと安いカードにありがちな無音時のホワイトノイズが多いのも ちょっと気になる所です。この辺は値段相応という所でしょうか。 ただこれは私がヘッドホン派なので気になるのかもしれません。 あと、3DSoundもA3D等に完全対応したMSoundに比べるととあっさりした ものです。(DID F-22 ADFフライトシム等での視点振りで効果確認) あと、このカードは「増幅有り」と「増幅無し」とジャンパで Line出力を切替えれるので良いパワードスピーカーがある場合は 重宝すると思います。 で、肝心の「PC/PCI」によるLegacy対応に関してはDOSゲーが今HDD上には ひとつも無いので試していませんが、ISA DMAの一番がちゃんと振られて いるので問題なく動作するでしょう。 トータルでは\7980という値段で値段で何倍もするカードにタメを はれる性能の良さであり従来のPCIサウンドカード、特にMIDIに不満を 持っているひとは「みつけてら買え」な物だと思います。 現在は WAV再生とLineIN再生にMSound、MIDIはATC-6655と役割分担を して使用していますが恐らくトータルのクォリティとしては今までで 最高だと思います。 |
■『YMF724』の特徴(YAMAHA Websiteより) 1.PCIバスに対応したデジタルコントローラー データの高速伝送が可能なPCIバス(PCI Local BUS Specification 2.1) および、高音質のLSIの規格AC'97に対応し、『YMF725』との併用により高音 質・多機能のPCオーディオ用LSIを実現しました。これにより、パソコンの マルチメディアソフトがより高速、高品位に楽しめます。 2.高音質・多機能な音響効果を実現 当社の「XGフォーマット」(676音色)、米国スタンフォード大学との共同 ライセンス「Sondius-XG」、新しい音源規格である「Downloadable Sounds (DLS)」(注11)にも対応していることにより、表現力豊かな音の再現を可能 にしています。また、マイクロソフト社が提唱する「DirectSound」に対応し、 CRL社から技術導入した3D音像定位技術『Sensaura』を使用することにより 「DirectSound3D」にも対応しており、3次元の音像処理を可能にしています。 3.従来のISAバスとの互換性を実現 従来のISAバス対応のFM音源『OPL3』とMIDIインターフェース、ジョイスティッ クインターフェースを内蔵。既存のISAバス対応の「Sound Blaster Pro」に対応 したソフトウェアもそのまま使用することができます。 ■『YMF727』の特徴(YMF730相当) 1.「ドルビーデジタル(AC-3)」の5.1チャンネルデコード機能を内蔵 DVDソフトなどに採用されている「ドルビーデジタル(AC-3)」の5.1チャン ネル(右/左/中央/リアエフェクト左/同右/スーパーウーファ)信号を デコード(復号化)することが可能です。また、従来のドルビープロロジック・ デコード機能にも対応しています。 2.2本のスピーカで3D音像定位を実現する技術『Sensaura』を搭載 当社と共同研究を行なってきた英国 CRL社からの技術導入により、パソコン用の 2台のスピーカーで音の発生位置を自由に定位させる3D音響効果をもたらす技術 『Sensaura』を搭載しています。 これにより、2台のスピーカーのみで「ドルビーデジタル(AC-3)」の5.1チャ ンネルや、「ドルビープロロジック」の4チャンネルの臨場感を味わうことので きるバーチャルドルビーデジタル/バーチャルドルビーサラウンドに対応できます。 3.音響処理に必要なメモリを内蔵 上記の音響処理に必要なメモリを全て内蔵しているため、外付け部品を減らすこと ができます。 −A-Trend ATC-6655スペック−(A-Trend Websiteより) YAMAHA 724 PCI 3D Sound Card
なんと、676音色64同時発声のWAVE TABLE方式XG音源搭載PCIサウンドカードが7,980円!(値段は変動するでしょうが) しかもMIDIだけでなくWAVEの音質もそこそこ行けるとなると、もう買うしか! って、だから私のマシンにはPCIに空きが無いんだって(^^; ちなみに同じ様な構成のNECカードも発売されていますが、そちらの方が流石に値段の分だけ造りも良いようで、S/N比は高いようです。 転載許可を下さった、Kazzさんのご厚意に感謝します! |