いくぽんのPC雑記 Vol.5(1/20追加バージョン)

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今回はDDBench、ChrisBench等のあまり使われないベンチマークでの結果をレポートします。


DDBenchはDirectDRAWの能力を測るベンチマークプログラムです。
DirectDRAWの能力は最近のWin95ゲームでは多大な影響を及ぼしますのでWin95ゲームをする人は、なるべくDD能力の優れたビデオカードを使用する必要があります。

DDBench TEST RESULT(fps)
P5-100
Power Window 3DV SX
GIGA-BYTE 586HX PB512kb
P5-133
S3 Trio64V+
SHUTLE 586FX PB256kb
Cx6x86-P166+
Power Window 3DV
HOT-555 PB256kb
P5-166
Matrox MGA Mystique
ASUSTeK P/I-P55T2P4 PB256kb
640× 480 ( 8 Bit) 75
640× 480 (16 Bit) 74
640× 480 ( 8 Bit) 30
640× 480 (16 Bit) 19
640× 480 ( 8 Bit) 74
640× 480 (16 Bit) 53
640× 480 ( 8 Bit) 107
640× 480 (16 Bit) 80
800× 600 ( 8 Bit) 75
800× 600 (16 Bit) 14
800× 600 ( 8 Bit) 30
800× 600 (16 Bit) 14
800× 600 ( 8 Bit) 75
800× 600 (16 Bit) 37
800× 600 ( 8 Bit) 96
800× 600 (16 Bit) 68

環境がバラバラなのが残念ですが、一目瞭然でMystiqueが速いですね。DDでは最速と噂されるのも頷けます
また同じViRGEを使っていても、S3標準ドライバーとCanopusドライバーではチューンのされ方が全然違うのも解ります。
ViRGEは、かなり余力を残したチップらしいのでViRGEを使用したカードを購入するときには、ドライバーで定評のあるメーカーを選んだ方が良いですね。

 参考までに・・・
Windows上では、いくら速いCPUを使っていてもビデオカードに遅い物を使用している限り、体感スピードは殆ど上がりません。
グレードアップをする時にはまずビデオカードを最新の物に交換して、それでも遅いと感じるときにCPUをパワーアップしましょう。
当然メモリーは32MB以上、マザーボードがメモリー転送能力の高いTriton以降クラス、PB-SRAMを搭載していることが前提となります。

該当するマザーボードで無い場合やメモリーが16MB以下の場合は、まず速攻でメモリー増設そしてマザーボードを交換しましょう。
そうでなければ高価なCPUやビデオカードも、宝の持ち腐れとなります。



ChrisBenchはDOS上でのSVGA、VGAベンチマークテストプログラムです。
3D-BENCHより信頼性のある数値を示すことが出来ます。

ChrisBench TEST RESULT
P5 100
Power Window 3DV SX
GIGA-BYTE 586HX PB512kb
P5-133
S3 Trio64V+
SHUTLE 586FX PB256kb
P5-166
S3 Trio64V+
SHUTLE 586FX PB256kb
P5-200
S3 Trio64V+
SHUTLE 586FX PB256kb
VGA141.8/85.0fps 173.8/104.2fps 193.9/116.3fps 217.6/130.5fps
SVGA43.0/25.8fps 52.8/31.7fps 59.1/35.5fps 65.1/39.1fps

やはりDOSでのスピードはCPU能力に、ほぼ比例することが解ります。
よほどDOSでの使用を考えていないチップでない限り、殆どビデオカードの能力は影響しません(ET6000,ARK2000は例外(^^;)。
DOSゲームをやる人はCPUを強化しましょう。



    追記

最新各種ベンチ結果+かずさんから寄せられたDDBENCH結果を掲載します。
かずさん、有り難うございました!

DDBench TEST RESULT(fps)
P5-100
CANOPUS PW-3DV SX 2MB
GIGA-BYTE 586HX PB512kb
IBM Aptiva775(P5-133)
Matrox MGA Mystique 4MB
MEMORY64MB CACHE512kb
640× 480 ( 8 Bit) 75
640× 480 (16 Bit) 74
640× 480 ( 8 Bit) 104
640× 480 (16 Bit) 78
800× 600 ( 8 Bit) 75
800× 600 (16 Bit) 14
800× 600 ( 8 Bit) 94
800× 600 (16 Bit) 66

う〜ん、さすが4MBのMystique。多色高解像度でもスピードが落ちません。
それに引き替え2MBの3DVはVRAM容量が足りないため劇的に速度低下しています。
ゲームの殆どが640*480を標準にしているとは言え、参考になります。


こちらは私のマシンで最近ベンチを取り直した結果です。ドライバーも最新の4.03.00.1105を使用しています。

SYSTEM NAMEP100 GIGA-BYTE 586HX PB512kb
CANOPUS PW3DVSX(旧)
P100 GIGA-BYTE 586HX PB512kb
CANOPUS PW3DVSX(新)

TEST RESULT (800*600 16bit)
WindSock
CPU(W-COMP)761827
VIDEO28103347
HDD16151808
MEMORY565551
TOTAL14361620
WINTACH
WORD108.93160.18
CAD352.68448.50
SPREAD170.62211.00
PAINT330.43393.87
OVERALL240.67303.39

参考までにWintachのC6(1024*768*16bit)モードではOverallで427.39です。
Canopus様々です(笑)

もっとも速くなった理由は、システムを再インストールして余計な物が無くなったのも原因かもしれませんね(レジストリ破壊しちゃったから(涙))。


感想をいただけるとうれしいです(^^