PC ハードウエアレビュー

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PC  
2010/10/12


 コンパクトデジカメのNikon COOLPIX S6000を購入しました。

  〜スペック〜

 画素:1448万画素 CCDセンサー(1/2.3型)
 光学:7倍(28〜196mm)F3.7〜5.6 レンズシフト式手ぶれ補正
 マクロ:3cm〜
 動画:1280x720(30fps Mpeg4)
 記録:SDHC
 電源:リチウム(約210枚撮影可能)
 モニター:2.7型TFT約23万ドット
 サイズ:幅97.5×高55.5×奥行25.0
 重量:156g


 丁度一年ほど前にソニーのサイバーショットWX1を買ったのですが、ご存知のとおりWX1は裏面照射CMOSセンサーが売りの高感度感度デジカメです。

確かに屋内や夜景撮影では今までのデジカメとはケタ違いの性能の高さを示したのですが、如何せん風景撮影などの日中の画がひど過ぎる(´Д`;)

WX1の前は同じくソニーのW170(CCD機)を使っていましたが、W170なら普通の景色でも感動画質に撮れたのに(実際W170で普通に撮った写真がコンテストで優勝しました)、WX1にしてから感動する写真なんて一枚も撮れず。
これはかなりショックでした。

折角奄美とかの離島に行っても、綺麗な写真がぜんぜん撮れないなんて(゚ーÅ)

それでもWX1の計り知れないメリットも有ったためどうするか考えあぐねていましたが、秋に行った霧島で信じられないことに風景写真が全滅だった事から、WX1との決別を決意しました(べつに捨てる訳ではありませんが)。


 〜選択の理由〜


さて、かと言って次に何を買うか。それはかなりの難問です。

現在裏面照射CMOS機全盛ですが、最新機種でもCMOS機がCCD機の画質を超えることはできないようです。という事なのでCCD機を選ぶとして…

価格コムの売れ筋ランキングを眺めると、7位にランクしているNikon COOLPIX S6000に目が止まりました。

薄型で光学ズーム7倍、光学手ぶれ補正、レビューワーの数も少なくなく満足度評価4.37とまずまず。

何より画質に対する評価が高かったことと、更に最安値が12,624円!?という信じられない価格に驚きました。


更に探すとオリンパスのμ-7040という機種も、NikonのS6000とスペック的に似通っていて価格も同じくらいと激安!そして画質の評価も結構イイ。


という事でこの二機種から選ぶことにしました。


説明書をダウンロードしてそれぞれの機種を調べると、S6000は解像度別に圧縮率の設定が出来ないことや、電池メーターが無きに等しいという事を知りました。
その点μ-7040は問題無いのですけどね。
どちらも動画撮影時の光学ズームは出来ないようです。


この時点ではμ-7040に気持ちが動いていましたが、ビックカメラで実物を見たらこれが逆転しました。

驚くほど質感の高いS6000に対し、μ-7040は如何にも1万円台(本来もっと高いけど)という感じの安っぽい作りの印象。

スペック的には殆ど同じハズのモニターもμ-7040は解像度が荒く感じるし、ダイヤルなどを操作した感じも動きが渋い…

何よりS6000のカラーが渋くてカッコいい!
ブラックもゴールドもレッドも全部渋カッコいいですねー(´∀`)


ビックカメラの店頭価格は価格コムの最安値に全く及ばない価格でしたが、嫌われない程度に粘って実質価格は近いところまで何とか下げることが出来ました。



 ↑流石WX1、暗い屋内での撮影に最適。
  それはさておき渋いレッドが気に入りました。



 ↑意外とモニターも綺麗です。
  動画ボタンが独立していたり操作体系もシンプルで解りやすい。
  ズームレバーがシャッターボタン前面に付いているのがイイ。


 〜画質と操作感〜


 夜に買ったのでとりあえず夜景を撮影してみる事に。

ビックカメラの有る鹿児島中央駅のアミュプラザを中心に撮ってみました。



まず一発目、WX1のつもりで普通に撮ったらめっちゃブレました(´Д`)
ええ!?なんでこんなにブレるの?と思いつつ撮影データを見てみると何と1/2秒のISO-400!
これじゃあブレるハズだよ…

もともとS6000のレンズはかなり暗い部類なんですが、それでもぎりぎりまでシャッタースピードを遅くして感度を上げない設定なんですね。
流石にズームなどで更に暗くなるとISO-800まで上がりました。

ノイズを見ると、ISO-400でも800でもそんなにノイズ量は増えてない感じですね。
というか400でも結構ノイズが出ています。



構図が違うけどこちらはWX1。
こちらもISO-400ですがシャッタースピードは1/25秒と10倍以上速い。
流石裏面照射CMOSは凄い…と言いたい所ですが、画的に好みなのはS6000の方です。
WX1は夜景も少しクールな感じの画作りなんですよね。




これは一枚目の写真の7倍ズーム。ISO-800の1/5秒です。
夜景でも7倍ズームは良いですね!ズームでも意外とブレていなくてビックリ。



ナポリ通りを表す街灯。
この暖かな感じがCCD!って感じで嬉しいですね(^^



鹿児島中央駅西口付近。ISO-400の1/3秒。
シャッタースピードがどうしても遅いので、脇を締めて息を整えながら撮影する必要が有りますね。
カメラ初心者なら手ブレ必至です…

S6000の売りの“夜撮りキレイテクノロジー”ってのは三脚使用が前提なのか?


今回は夜景でしたが、確かに画質イイ!
W170の頃の感動がよみがえってきます。

操作感も良いです。
“カシャ”というシャッター音がカメラ的で気持ち良い。
露出補正に直ぐアクセスできるのも流石カメラメーカーというか。

そして持った感触も凄くいい。
表側表面がマットな感触で滑りにくいですね。
WX1はめっちゃツルツルで、何度か落としかけたのでこれは助かります。

標準で付いてくる充電器が、電池をセットするタイプではなくUSBで本体と直結して本体で充電するタイプだったのにはガッカリしましたが、これは慣れですね。

Nikonのデジカメは2004年に買ったCOOLPIX 4100ぶりですが、4100もキレイな画が撮れたのでS6000にも期待しています。


 〜追加レビュー その1〜


 購入後やっとまともに晴れたので、一日中S6000を携帯して撮りました。




いちき串木野市の荒川周辺。

秋の空が綺麗だったので撮影。

撮ってみてびっくり。
空の露出に合わせると手前の茂みが暗く映るだろうなーと予測して撮ってみたら、茂みも空もばっちりじゃないの(;´Д`)

S6000はダイナミックレンジ拡張機能とか持っていないのに、これは素晴らしい。




羽島崎方面を撮影。
Nikonの特徴か、若干青が強いかなって感じですが、でも綺麗ですね。




沖をゆくフェリーこしきを撮影。
デジタルズームも併用していますが、7倍光学ズームって良いなー




鹿児島の維新ふるさと館の橋から高麗橋と桜島を撮影。

鹿児島市内は若干霞がかっていて、これはイマイチな写真しか撮れないな…と思いつつ撮影したら、できた写真は綺麗!?
もうWX1には戻れない…




夕方の高見馬場交差点。

左側のビルに太陽光が反射してともすれば露出がアンダーになりがちなシーンなのに、手前の影になっている噴水もバッチリ写っている…(゚∀゚;)

S6000の露出の最適さ恐るべし…
逆に手動で弄ったのは全部オーバーかアンダーでした(笑)


フルオートで撮っても撮影者の意図以上に綺麗に撮ってくれるなんて感涙です。
WX1は意図した画の2/3程度しか…だったからな。

それに起動も、撮影も、再生もレスポンスが速い!
まさにサクサク。


グッジョブ、S6000。すごいよS6000さん。


 仕事で鹿児島県西部にある甑島に行ってきました。
写真を撮った日は曇ばかり、帰る日にやっと晴れるとは…



上甑、長目の浜。
海を細長い浜が隔てて、数個の池が存在します。
それぞれの池の性質は異なり生態系も異なっているとのこと。




上甑には小さな島を渡す橋が二つ有りますが、これは甑大明神橋。
めっちゃ強風で、写真を撮っていると潮をかぶりました。




こちらは泊まったホテル、甑島館から見えた朝の風景。
海の向こうに鹿児島本土が見えます。

この日は朝の6時過ぎに火災報知器の音で目が覚めました(´Д`;)
原因は客のタバコ。 あぶないなー

けどお陰で朝焼けの綺麗な海を撮ることができましたが。








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