Easy MIDI Play
             980305


ここでは手軽に&低価格でMIDIを楽しむためのアプリケーションを紹介したいと思います。
すべて私のお薦めのソフトです。


 MiyaPlay95

 TMIDI Player

 WinGroove

 YAMAHA S-YXG50MIDI

 AWE64Goldインプレッション

 Roland SCP-55インプレッション 

 MP3でGSを聞こう

 AWE SoundFont LINK


MiyaPlay95

MiyaPlay95 はレコンポーザで作成されたファイル(*.RCP/*.R36/*.G18/*.G36) および Standard MIDI FILE(*.MID/*.STD/*.MFF) を演奏する MIDI Player です。
MiyaPlayシリーズ は PC9801 MS-DOS 版 MiyaPlay、MS-Windows3.1/95用 16bit アプリケーションである MiyaPlay for Windows Light と進化してきました。
MiyaPlay95 は MiyaPlay シリーズの最新作にあたり、Windows95 専用の 32bit アプリケーションです。 

 −Helpより−

Miyaplay95は、多くのMIDIファンに長年愛用されているフリーのMIDIプレーヤーです。
特徴はなんと言ってもその設計思想に有るとおりシステム占有率の少なさです。
32bitで有ることも手伝い、実行時に他のアプリに影響を及ぼしたりする事もなく、CPU占有率も低いためP100のシステムで音源をWingrooveに指定した場合でも安定して動作します。
対応ファイルの多さも人気の秘密です。

NIFTY-Serve FMIDITOLにて入手&サポートを受ける事が出来る。



TMIDI Player

TMIDI は、RCP,R36 (レコンポーザ2.5F以前)G18,G36 (レコンポーザ2.5G以降)、標準MIDIファイルに対応したWindows95/NT 専用の 32bit アプリケーションです。

TMIDIには、他のプレイヤにない機能としてMIDIエミュレーション機能が上げられます。
この機能は、たとえば私はSC-88を所有していますが、SC-88PRO用のデータを聞くとまったく音が出なかったり、 一部出なかったりします。
そこでMIDIエミュレーション機能を使用するととりあえず音が出るようになります。
また、Sound Blaster32のようなエクスクルーシブをまったく受け付けない音源でもTMIDIがエミュレートすることにより、ドラムが鳴るようになったり、音程が音痴になったりするのが直ります。
SC-33やGS互換と言われている大半の音源ではMT-32やCM-64用の曲が聴けませんが、パッチテーブルを搭載させることにより聞けるようになります。
SC-88PROなどの上位機種で、SC-55などの下位機種用のデータを聴く場合は PRO本体 のMAPボタンを押さなくてはいけませんが、これを自動的に切り替えることができます。
SC-88などのGS音源で、MU80用データのバンクセレクトによるドラムマップへの切替をエミュレートします。

これらの一部機能は今までのプレイヤーにも存在していましたが、TMIDIの特色はドキュメントファイルから自動検索して適切に設定するところと、使用する音源を指定すればあとは曲ごとに適切に設定されるということです。
ドキュメントファイルから自動検索することによりヒット率は90%程度になります。
また、演奏モニタの楽器名表示と連動しており、データの対象としている音源によって楽器名テーブルが自動的に変わります。 

 −Helpより−

fumy氏制作の、現在私がメインで使用しているMIDIプレーヤーです。
やはり特質は上記にも有るとおり、AWE32等でもかなり正確にSC-88等の音源で制作したデーターが再現できることでしょう。
これはかなり有り難い機能です。ただそのためにCPUパワーも使うので、TMIDIとソフトウエア音源との組み合わせでは、かなりCPUパワーが無いとハングアップしてしまいます。
現在はAWE64Goldを使用しているのでそのような事は無くなりました。

右上の画像は最小表示状態のものです。ココから更にWRDの表示画面、各パートの演奏状況モニター画面等を表示させることが出来ます。
また演奏データーがGM/GSかXGかによって、自動的にパネルのバックライトカラーもRoland風のオレンジ、YAMAHA風の緑等と変化します。


WinGroove

WinGrooveは、「MIDI音源」をソフトウェアだけで実現します。音の出口は必要ですので、2つ目の「WAVE音源」を音の出口として使用します。最近のパソコンはWAVE音源を標準で装備しているものが多いですし、WAVE機能付きのサウンドカードも数千円〜2万円くらいで購入出来ますので、WinGrooveを用いる事で、外部MIDI音源に比べてお手軽に「音楽鑑賞」が実現できます。

一応、386以上のパソコンでしたら音は鳴ると思いますが、486-100MHzやPentiumですと、より音楽的な演奏を楽しめます。メモリの速度や2次キャッシュの容量など、パソコン全体のパフォーマンスも音質に関わってきます。また、サウンドカードやそのドライバの品質によっても出音(でおと)が変わってきます。個人的には、Creative社の Sound Blaster-16 が、価格の面でも出音の面でも気に入っています。
もし、現在お使いのパソコンでWinGrooveが良い音で演奏出来なくても、将来パソコンやサウンドカードを買い換えた時に、WinGrooveを思い出して、また演奏させてみて下さい。

またWinGrooveにはMIDIファイルの演奏結果を音声としてWAVEファイルに保存する機能があります。一度WAVEファイルにしてハードディスクに保存しておけばパソコンの処理能力に関係なくフルスペック(44kHz,16ビット,ステレオ)での演奏が楽しめます。

WinGrooveは486-16MHzでも、そこそこの音で鳴ります。WinGrooveは配布形態こそソフトウェアですが、「楽器」あるいは音楽CDや絵画と同じ「芸術作品」だと思って下さい(^_^)

WinGrooveは「シェアウェア」です。登録料は2000円です。初めてWinGrooveを実行した日から10日間は「試用期間」としましたので、この間にWinGrooveのサウンドを評価して下さい。もし、WinGrooveのサウンドを気に入って下さって、継続してご使用頂けるようでしたら、2000円を送金してユーザー登録を行って下さい。非登録時は時々メッセージが表示されて演奏が中断されます。またWAVEファイル作成機能に時間の制限があります。それ以外の制限はありません。「登録したら音が良くなる」というような事はありません(^_^;)

特徴
・GM(General MIDI)に準拠した超高品質の128種類の楽器音と、それぞれ数十種類のリズム音を装備した10種類のドラムセット
・一部のGSメッセージにも対応
MMX対応!
・最高で「サンプルレート44kHz、ダイナミックレンジ16ビット、ステレオ」の再生フォーマットで、128音までの同時発音が可能!
・パソコンの処理速度に合わせて最適な再生フォーマットと発音数を自動設定する他、さらに細かい設定も「WinGrooveセットアップ」にて可能
・ソフトウェアDSPによるリバーブ、コーラス、コンプレッサを装備
・楽器の音色をファイルとして持っているので、将来、音色のバージョンアップも可能
・高性能MIDIファイルプレーヤ付属(WinGroove以外のMIDI音源でも使用可能)
・演奏中はWAVEを占有しますが、ドライバとして組み込むとWinGroove自体がWAVEデバイスを一つ提供しますので、演奏中でもWAVE効果音が再生出来ます

 −Helpより−

これは私が本当にお薦めできる
あざらし氏制作のソフトウエア音源です。
AWE64Goldを購入するまで長らくお世話になりました。
現在でこそYAMAHAのYXG-50の方が良い音質ですが、初期のメーカー製ソフトウエアMIDI音源を蹴散らすほどの高品位な音質です。

ドライバーとしても優秀で、大抵のWinソフトで問題なくMIDIの演奏が可能です。
また普通のMIDIプレーヤーとしても使用できます。
私が真っ先に登録した、数少ないシェアウエアで有ることからもその優秀さが伺えます(笑)

 −追加項目−
WingrooveがVersion 0.9F Beta-1 になり、新たなエフェクトとしてコーラスを搭載、さらにMMX対応になりました。
前Versionと聞き比べたところ、エフェクトが非常に強力に効くようになったのが印象的です。
音の迫力という点では、AWE64Gold以上かもしれません。

また同時発声数128も強力です。
今までなんだかショボイな・・・と思っていた曲が結構有ったのですが、実は同時50声以上使っていたデータだったなんて・・・
強力なエフェクトと相まって、かなり迫力のある曲に変わりました。

これでまた(AWE64が有るのに)Wingrooveが手放せなくなりそうです。
次作は完全32bit、フルMMX機能対応になるらしいので非常に楽しみです。
同時発声数も上がったことだし、今度は音色数をアップして完全GS互換にしませんか?(^^;>あざらし氏。
ただでさえ高品位な音色がさらに4MBくらい有ったら、市販品は立つ瀬が無くなりそうですが(笑)

WinGroove version 0.9F β-4登場!
β-3から,WinGrooveのDSPエンジンの性能が大幅にアップしました。
マシンパワー測定時には「整数演算」「浮動小数点演算」「MMX演算」「Pentium専用コード」など,いくつもの演算手段が試され,そのパソコンで最も高速な手段が自動的に選択されます。
これにより私のP55C-206マシンでは、今まで80%程CPUを占有率だったデータが40%程に低減しました。
同時発声50音以上、44KHz再生、リパーブ/コーラスONでもCPU占有率が50%を越えることが殆ど無くなりました。
さらにサウンドの発音タイミングの遅れを調整出来る「発音遅延」のスクロールバーが「WinGrooveセットアップ」に装備されました。

あざらし氏凄いっす! (^O^ ブラボー!!

 -New-
WinGrooveがversion 0.9F β-6にアップデートされました。

β-4から6の変更点。
・Internet Explorer version 4 をインストールしてあるとユーザー登録ダイアログでハングアップしてしまう場合があった点を修正
・演奏中にパソコンがサスペンドした場合の対策を追加
・演奏中にインストール・アップデートを行おうとした時の対策を追加
・「WinGrooveセットアップ」で,MMXに対応していないパソコンでもMMXアイコンが表示されてしまっていたバグを修正
・一部の環境で「WinGrooveセットアップ」の「詳細」ボタンで表示されるβ-2互換の数値がおかしな値を表示してしまう事があったバグを修正

ReadmeによるとP55Cの場合、MMX命令を使用するよりFPUを使用した方が高速との事です。
ちなみにP55C-206の場合、旧WG-P133システムとの比較では2.68倍。新WG-P133との比較では1.60倍となっています。

氏の絶え間ない努力に拍手(^^



YAMAHA S-YXG50MIDI

 −特徴−
・ プロオーディオに匹敵する高音質(サンプリングレート:44kHz)を実現しました。
・ YAMAHA XGフォーマットに対応し、バラエティ豊かなエフェクトコントロールが可能です。
・ 最大同時発音数は128音まで設定が可能です。
・ ウェーブとMIDIを同時に再生することができます。
・ オーディオCODECに依存しないWindows用のドライバータイプアプリケーションです。
・ 使用するアプリケーションに合わせて、性能(パフォーマンスサイズ)を切り替えることができます。
 (サンプリングレート切り替え:44kHz/22kHz/11kHz)
・ S-YXG50は、MMX (R) テクノロジにより実現された、ソフトウェア ウェーブテーブル シンセサイザーです。
・ ダイレクトサウンドに対応しています。

 −仕様−
・音源部
方式 ウエーブテーブル 合成
波形サイズ 2MB
最大同時発音数 128音
音色数 676音色+21ドラムキット/SFXキット ( XGmode: 480音色+11ドラムキット/SFXキット )
再生周波数(Sampling Rate) 44.1KHz/22.05KHz/11.025KHz
出力 ステレオ

・ダイナミックフィルター部
フィルター 各音毎の時変動フィルター

・エフェクト部
エフェクトセット 3系統(リバーブ、コーラス、バリエーション)
タイプ リバーブ 8タイプ
コーラス 8タイプ
バリエーション 36タイプ

・MIDI入力ドライバー部
対応MIDIメッセージ GMシステムレベル1
XGシステムエクスクルーシブメッセージ
TG300Bモード

 −Helpより−

上記の様な性能が、MMX Pentiumであれば全て実現可能だ。
性能の凄さも特筆すべきものだが、音質もすばらしいものである。
私はこれまでXGデータをGS対応音源で聞いていたのだが、YXG-50で再生させたそれはまったく目から鱗が落ちるほど別物として聞こえた。

YAMAHAのXGページでは、このS-YXG50の体験版がダウンロード出来る。
試用期間もかなり長いので、これだけでもかなり遊べると思う
またXGページではXGデータも多数提供されているので、是非色々な音源で聞き比べて欲しい。



Roland SCP-55インプレッション

Rolandのノート用MIDI音源“SCP-55”を購入したので紹介します。

 −特徴−

□ベストセラー音源 SC-55mkIIの機能と、2トラック・オーディオの機能をPCカードサイズに凝縮。
□ピアノやストリングス系をはじめ、Rolandならではの高品質なサウンドを354種類搭載。
□16パートの同時演奏に対応し、JazzやPopsはもちろん、壮大なクラッシックのオーケストラまで迫力のある演奏を楽しめます。
□9種類のドラム・セットと、効果音を集めたSFXセットも搭載。
□サウンドに豊かな臨場感を演出するリバーブ/ディレイ、コーラス・エフェクトを内蔵。

やはり実物を見て一番驚くのは、良くこのカードサイズにSC-55mkIIの機能とWave機能を納められたなという事です。
音源機能的にもSC-55mkIIから特に削られた部分も無いですし、本当に現在の技術は凄いですね。

ただし製品的にはWin3.1時代と結構古いですので、Win95上での操作はそれ程良くは有りません。
どうもWAVEとMIDIの音量コントロールが上手くいきません。
一度音量をセットしても、何かのきっかけで(設定にリセットが掛かり)MIDIの音量だけが非常に大きくなることが有ります。
これはRolandの最新ドライバを使用しても直りませんね。

音質は結構ポップな感じです。
トーン調整がソフト的に行えないので、低音が今一物足りない感じはします。
しかし流石本家GS音源なので、SC-55用に作られたデータを完璧に再生するのには感動しました(笑)
AWE等では再生できない微妙な所も、きちんと再現します。

しかし、なにぶんSC-55mkII互換で最大発音数が28音なため、最近のSC-88用データ等を鳴らすと同時発音数が足りないため変な感じになります。
まあ、これはどうしようも有りませんね(^^;

AWE64Gold(+4MBGSGM)とSCP-55を聞き比べた感じでは、音の豊かさや柔らかさでどちらかと言えばAWE64Goldの方が好みの音色です。
もちろんアンプとスピーカーは同じものを使用して聞き比べた結果です。
もしかしたらSCP-55は、音色数は変えずにサンプリングデータの容量をSC-55mkIIより減らしているのかもしれません。
そのために、音色数自体は4MB-GSGMに勝っていても、音の豊かさの点で劣ってしまうのでは無いでしょうか・・・

しかし今まで音が出なかったノートから、様々なサウンドが流れるようになった時は感動ものでした。
CPUパワーが足りないためソフトシンセも苦しかったので、SCP-55はとても役に立ってくれています。
お値段も手頃で、基本セットなら2万円弱で購入出来ます(DTMセットは3万弱)。




MP3でGSを聞こう

SB-AWExxユーザーや、GM音源、XG音源ユーザーはどう足掻いても、GSデータを正確に再現することが出来ません。
たしかにAWEでGMGSフォントを使用し更にTMIDIを使用すれば何とかGSらしく再生できたり、XGユーザーもそれらしくGSデータを再生できたりはするのですが。
MIDIに関しては、作者の意図通り正確に再現するためにはMIDIデータの作者と同じ音源を使用するしかないのです。
これは“つっちー”氏より、実際に様々な音源で再生させたMIDIのMP3データを聞かせて頂だいた時、私自ら実感したものです。

しかし作者がMIDIデータをWAVE化すれば話は別です。
確かにMIDI-DATAと違い、WAVE-DATAは非常に巨大な容量となります(1:1000)。
ところが今はMP3フォーマットという便利な圧縮方が有りますのでMP3化により、WAVEより格段に少ない容量にする事ができます(1:10)。
このデータを実際に提供して下さっている方が居ますので、ご紹介します。

今回ご紹介するのは、様々なゲーム音楽を手掛けている“つっちー”氏です。
氏の製作した音楽はメビウスリンクシリーズや、アルファリンク、ターゲットギア等で使用されていますので聞いたことがある人は大勢居ると思います。
様々なゲームに採用されている“つっちー”氏の音楽は、私もとても素晴らしいものだと思います。

嬉しいことに“つっちー”氏のHPにて、氏製作のMIDIデータとそれをGS音源にて収録したMP3データの両方が現在公開されています。
この機会に是非自分の環境で再生した音楽と、専用音源にて再生された音楽を聴き比べてみては如何でしょうか。
データのアップは暫定的なものかもしれませんので、お早めにどうぞ(^^;

 つっちー氏のHP 
LPZ's HomePage



AWE SoundFont Link

AWEシリーズで使用可能な、サウンドフォントが沢山登録されているHPの紹介です。

サウンドフォントFTPサイト
ココには数え切れないくらいの多種多様なフリーのサウンドフォントが登録されています。
これらを活用するには8MB以上のワークRAMが必要でしょう。
一度5MBのKawaiピアノのサウンドフォントを試してみたい・・・ジュル(^^;

The AWE Hot Spot
ここには沢山のフリーなサウンドフォントの他に、AWE64vsAWE64Goldなどの記事もあり、AWEユーザーならではのHPです。
またココからかなりの数のAWE関連HPがリンクされています。
その先にもフリーのサウンドフォントが沢山あります。

E-mu HP
AWEシリーズに搭載されているシンセサーザーE-mu8000のメーカ、E-muのHPです。
ココから有償でサウンドフォントを購入することもできます。