Rolandのノート用MIDI音源“SCP-55”を購入したので紹介します。
SB-AWExxユーザーや、GM音源、XG音源ユーザーはどう足掻いても、GSデータを正確に再現することが出来ません。
AWEシリーズで使用可能な、サウンドフォントが沢山登録されているHPの紹介です。
−特徴−
□ベストセラー音源 SC-55mkIIの機能と、2トラック・オーディオの機能をPCカードサイズに凝縮。
□ピアノやストリングス系をはじめ、Rolandならではの高品質なサウンドを354種類搭載。
□16パートの同時演奏に対応し、JazzやPopsはもちろん、壮大なクラッシックのオーケストラまで迫力のある演奏を楽しめます。
□9種類のドラム・セットと、効果音を集めたSFXセットも搭載。
□サウンドに豊かな臨場感を演出するリバーブ/ディレイ、コーラス・エフェクトを内蔵。
やはり実物を見て一番驚くのは、良くこのカードサイズにSC-55mkIIの機能とWave機能を納められたなという事です。
音源機能的にもSC-55mkIIから特に削られた部分も無いですし、本当に現在の技術は凄いですね。
ただし製品的にはWin3.1時代と結構古いですので、Win95上での操作はそれ程良くは有りません。
どうもWAVEとMIDIの音量コントロールが上手くいきません。
一度音量をセットしても、何かのきっかけで(設定にリセットが掛かり)MIDIの音量だけが非常に大きくなることが有ります。
これはRolandの最新ドライバを使用しても直りませんね。
音質は結構ポップな感じです。
トーン調整がソフト的に行えないので、低音が今一物足りない感じはします。
しかし流石本家GS音源なので、SC-55用に作られたデータを完璧に再生するのには感動しました(笑)
AWE等では再生できない微妙な所も、きちんと再現します。
しかし、なにぶんSC-55mkII互換で最大発音数が28音なため、最近のSC-88用データ等を鳴らすと同時発音数が足りないため変な感じになります。
まあ、これはどうしようも有りませんね(^^;
AWE64Gold(+4MBGSGM)とSCP-55を聞き比べた感じでは、音の豊かさや柔らかさでどちらかと言えばAWE64Goldの方が好みの音色です。
もちろんアンプとスピーカーは同じものを使用して聞き比べた結果です。
もしかしたらSCP-55は、音色数は変えずにサンプリングデータの容量をSC-55mkIIより減らしているのかもしれません。
そのために、音色数自体は4MB-GSGMに勝っていても、音の豊かさの点で劣ってしまうのでは無いでしょうか・・・
しかし今まで音が出なかったノートから、様々なサウンドが流れるようになった時は感動ものでした。
CPUパワーが足りないためソフトシンセも苦しかったので、SCP-55はとても役に立ってくれています。
お値段も手頃で、基本セットなら2万円弱で購入出来ます(DTMセットは3万弱)。
たしかにAWEでGMGSフォントを使用し更にTMIDIを使用すれば何とかGSらしく再生できたり、XGユーザーもそれらしくGSデータを再生できたりはするのですが。
MIDIに関しては、作者の意図通り正確に再現するためにはMIDIデータの作者と同じ音源を使用するしかないのです。
これは“つっちー”氏より、実際に様々な音源で再生させたMIDIのMP3データを聞かせて頂だいた時、私自ら実感したものです。
しかし作者がMIDIデータをWAVE化すれば話は別です。
確かにMIDI-DATAと違い、WAVE-DATAは非常に巨大な容量となります(1:1000)。
ところが今はMP3フォーマットという便利な圧縮方が有りますのでMP3化により、WAVEより格段に少ない容量にする事ができます(1:10)。
このデータを実際に提供して下さっている方が居ますので、ご紹介します。
今回ご紹介するのは、様々なゲーム音楽を手掛けている“つっちー”氏です。
氏の製作した音楽はメビウスリンクシリーズや、アルファリンク、ターゲットギア等で使用されていますので聞いたことがある人は大勢居ると思います。
様々なゲームに採用されている“つっちー”氏の音楽は、私もとても素晴らしいものだと思います。
嬉しいことに“つっちー”氏のHPにて、氏製作のMIDIデータとそれをGS音源にて収録したMP3データの両方が現在公開されています。
この機会に是非自分の環境で再生した音楽と、専用音源にて再生された音楽を聴き比べてみては如何でしょうか。
データのアップは暫定的なものかもしれませんので、お早めにどうぞ(^^;
つっちー氏のHP LPZ's HomePage
サウンドフォントFTPサイト
ココには数え切れないくらいの多種多様なフリーのサウンドフォントが登録されています。
これらを活用するには8MB以上のワークRAMが必要でしょう。
一度5MBのKawaiピアノのサウンドフォントを試してみたい・・・ジュル(^^;
The AWE Hot Spot
ここには沢山のフリーなサウンドフォントの他に、AWE64vsAWE64Goldなどの記事もあり、AWEユーザーならではのHPです。
またココからかなりの数のAWE関連HPがリンクされています。
その先にもフリーのサウンドフォントが沢山あります。
E-mu HP
AWEシリーズに搭載されているシンセサーザーE-mu8000のメーカ、E-muのHPです。
ココから有償でサウンドフォントを購入することもできます。