PC ハードウエアレビュー

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PC
2004/3/15


EPSONのCCD-USBスキャナーGT-8400UFのレビューです。

 長らくCanonのCCD-SCSIスキャナーのCanoscan300(300dpi)を使用していましたが、このスキャナーはSCSIという事でスキャン速度も速く現役で使える良いスキャナーでした。当時はパラレルかSCSI接続しか無く、パラレル物は激しく遅くて大変でしたからね。これは高かったですがSCSI版で長く使えたので結果的に良かったです。Win95時代の製品という事で今から7,8年程度前のものなのかな?忘れたな。

 主な用途だったL版からL版へのコピー程度ですと300dpiでも間に合うかな?と思うのですが、それより大きいサイズだと解像度不足でちょっとボケ気味になるのがネックでした。

 またデジカメになる以前の写真を再度焼きたいとかネガからデーターを起こすという事は当然これだとできないので、そろそろ新しいスキャナーにしようかな?と思っていたのですが、そんな自分にぴったりのスキャナーがEPSONから発売されました。

 それが今回のCCD-USBスキャナーGT-8400UFです。
経験上スキャナーはCCDが一番です。さらにこの価格帯(1万円台前半)でフイルムスキャン対応!1600dpi-USB2.0対応とまさにベストな感じです。

 今回は決算セールという事で12000円台で購入出来たのですが、相場は14000円前後という感じでした。

 添付ソフトのメインはEPSON Smart Panelで、ここからスキャナーを使った殆どの用途をカバーできて解り易いのが良いですね。
セットで使用するプリンターを選択するとカラーコピーも簡単にできます(画質は選択可能)。
写真編集ソフトを使用しなくても取り込んだ画像をファイルに保存できたりOCRにデータを送り込めたり便利だと感じました。
もっとも添付のOCRソフトの性能は今一で・・ハッキリ言って使い物にならないかな(笑)
欲を言えばOCRソフトは要らないからPDFファイルにできる変換ソフトが欲しかったな。

 さて普通の平板なもののスキャン性能は問題無いとして、今回のメインであるフィルムスキャンです!
このスキャナーは最近EPSONが売り出している退色復元機能も搭載しているので、昔の色あせた紙焼き写真もどんな感じに焼き増しできるのか楽しみですね。

 このスキャナーはネガフィルムは同時に3コマ取り込み可能です。なぜ3コマなのかと言うと、3コマ取り込む分だけの小さなバックライトがスキャナー上部ユニットに組み込まれているんですよね(8400Uはオプション)。

 最初は取り説を読まずにセットしたので鏡面反転してしまいましたが、説明書をちゃんと読んで原稿台にセットして1600dpiでスキャンする事にしました。
流石に1600dpiで3コマ取り込みだと1分以上時間が掛かりますね。原稿台にセットする手間も考えると、昔撮ったネガを全てデジタル化するのは激しく時間が掛かり面倒くさそうです。
ですから使うときには焼き増ししたいネガだけを選んでデータ化するという使い方になるんでしょうね。まあネガ自体はそんなに退色しないでしょうからそれで良いのかも。

 さてネガを1600dpiで取り込むとデジカメで言う260万画素程度の画像が出来上がりました。
うーむ・・・ちょっと解像度不足ですね。L版への出力なら問題無いかな?
擬似的にさらに上の解像度でも取り込めますけど、個人的には擬似解像度ってあまり使いたくないんですよね。

 と言う事で本格的にフィルムスキャナーとして使うとなると上位の9300クラスの方が同時6コマスキャンや2400dpiの解像度で良いと思うのですが、簡易的に使うのであれば8400UFでも問題は無い感じです。まあプロ用では無いのは確かですが(笑)

 あと驚いたのはネガ状態だとアスペクト比がPCとまったく違いますね。
さらに微妙に横長というか縦方向に圧縮されている様な画像になるので、写真編集ソフトで横方向を若干縮めないと間延びしたおかしな画像になります。

 さてネガ状態よりも紙焼きしてしまった写真の方が遥かに退色している訳で、15年程度前の写真を引っ張りだすと見事に退色していました。ちゃんとアルバムに入れてるのにー

 スキャン解像度はL版サイズに焼き増しするので300dpiにセットしてスキャンします。
そして退色復元機能を実行!
おー、確かに良くなりますね。しかし期待していた程ではというか・・・まあ魔法の装置じゃ無いので無くなった色が完全に元に戻るわけでも無く、色褪せが緩和される程度だと思っていただければ結構だと思います。

 また退色復元機能を使用して取り込んだ画像をさらに写真編集ソフトで色調整してあげると、もうちょっと良い感じになります。
ここまですると15年前の少々色あせた写真が7年程度前までに戻るという感じですねー
でも確かに良い機能ですね。有ると無いとでは大違いです。

 一日ほど使ってみた感想としてはかなり高性能なスキャナーだと感じました。それで1万円少々というのはかなりお徳です。
USB2.0対応のお陰でスキャン速度もSCSI物と遜色有りませんし。


 ただ残念なポイントも有ります。
まず形状ですが、上面がラウンドしているため今までのCanoscanの用に上に物が乗せられない事。さらにUSBバスパワータイプでは無いのでACアダプターで動かすのですが、電源スイッチが存在しない!!
オイオイ、PC周辺機器で電源スイッチが無いってどういう事(´Д`)?
USBに連動して本体の電源が切れるのかと思ったらそういう事も無いし、ネットで聞いてみたら皆さんコンセントを抜き差しして電源のON/OFFをしているとの事。健気ですね。
もう・・・アリエネー!!
激しく開発者を問い詰めたいですね。
多分、スイッチなんかイラネ(・A・)!って頑固に思ったんでしょうね。ハァ・・・
もう笑うしかないですね。

サイト

 
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2004/3/2


玄人志向のTVキャプチャボードSAA7133-STVPCIのレビューです。
 ついでにDScalerのレビューも兼ねています。

 これを買うまではカノープスの悪名高いWinDVR-PCIを使用していたのですが、あろう事かこのボードPentium4のHTに対応していないので、仕方なくSAA7133-STVPCIを購入したのでした。

 これは5000円程度の非常に安いボードなんですが(WinDVRすら1万円以上だったし)、TV視聴ソフトからキャプチャー、編集ソフトまで付いたお得な製品です。
名前どおりチューナー部はPhillipsのSAA7133を使用していて値段相応と言われていますが、まあ高画質に録画しようと思わない限り問題無いレベルでは無いでしょうか。

 私の場合主にTVキャプチャボードはPS2のモニター用として使用するのですが、この製品に付いているPowerVCRIIはやったら動作が重い上に、動きの速いシーンでは残像が結構酷く出てしまうソフトとなっています。

 恐らくデインターレスの他にノイズリダクション機能が強く効いているのが原因と思われますが、TVではあまり気にならないものの、PS2の特にレーシングゲームは酷い有様です。
しかもこのソフト、これらの高画質化機能の設定がまったくできず調整や解除も行えない有様。初心者向けという事なのでしょう・・・
それでもアドバンス設定くらい欲しいものです(´Д`)

 これではPS2のモニターとして役に立たないので、もっと上位の製品に変えるしかないのか・・・と思いネットで色々聞いてみても、ライブ映像の品質はさして変わらないものばかりと言う事で、買い換えるだけの差はなさそうという話でした。

 しかし色々聞いている内に、DScaler使ってみれば?という話になり、聞いたことも無いソフトだったんですがダウンロードしてみる事に。

 すると・・・うは!もう全然違う世界!(゚∀゚)
ええー、クロシコのSAA7133ってこんなに綺麗だったンダ!

 うーむ、ハッキリ言って違いすぎます(´Д`;)

 それを証明するスクリーンショットがこちら。
上がPowerVCRIIで下がDScalerです。上は残像が出まくりですね。
この状態でグランツーリスモ等をプレイすると確実に気分が悪くなります。




 下のDScalerの方が本来のSAA7133の映像だった訳ですね。
コーミングエフェクトも残像も無し。
最初からこういうフィルターを使ってくれよ>CyberLINK

 ただ残念な事にSAA7133ですと、現バージョンではチューナーの音が出ないという欠点が有りまして・・・ PS2ですとそのまま音声はラインインに入れれば良いので問題は無いんですけどね。

 TVもPS2もPowerVCRIIより綺麗に見たい!というので有れば“ふぬああ”がオススメです。こちらは音声の問題は無し。
こちらでもDScalerの優秀なフィルターを“ふぬああ”に移植すれば似たような事が可能になりますが、微妙にDScalerの方が画質が良いような?
どちらも設定項目が多く、扱いが難しいんですが。

 今使用しているソフトエンコボードの画質がどうも・・・と思っている方は買い換える前にDScaler&“ふぬああ”を試される事をオススメします。


DScaler

ふぬああ

 
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2004/2/10


 EPSONノート:NBシリーズ(EndeavorNT330)のレビューです。

外観 このノートPCの特徴はB5ファイルサイズのコンパクトボディーに12.1インチXGA液晶、DVD/CD-RWのコンボドライブ搭載しながら約1.5kgという軽量さを実現している事です。

 ハードウエアスペック的に殆ど同じの、以前レビューしたNWシリーズ(L350H)が約2.4kgだった事を考えると(14.1インチ液晶)、一キロ近いダイエットをした事になります。
実際NT330は、もともとB5ファイルサイズの薄型ノートPCだったNT300の、ドライブ拡張バージョンとも言えるので、コンパクトなのは納得いきます。

 しかしこの軽さはかなりイイですね! ひざの上でこのPCを使うとハッキリ実感できるのですが、ずっしりと足に来たNWに対してこのNBはかなり軽やかに感じますね。
もともとNWを使用していてモバイル用途に14.1インチSXGA+液晶なんてオーバースペックだと思っていたので、 このPCは自分的にはまさにジャストサイズPCです。


 軽量でしかもコンボドライブ搭載の競合ノートPCというとLet'snote LIGHT W2やFMV-BIBLO MG50G程度しか無いのですが、NT330はCeleronMを選択した場合13万円代というコストパフォーマンスの高さが特徴となっています。

 とてもコンパクトで薄いのですが、プレゼンに必須のCRT端子は付いていますし、802.11b/gのデュアルバンド無線LANも搭載、IEEE1394x1、USB2.0を3ポート、LANポートとモデムポート、SDやメモリースティック、MMCをダイレクトに読み込めるメモリーカード専用スロットもあります。コンボドライブは必須ですから搭載しているのは嬉しい。
PCカードスロットは一つですが、 無線LANが内蔵されている事を考えると私の場合P-in Comp@ctが使えれば良いので問題は無し。

サイド

 バッテリーは標準タイプで約2.3時間の使用が可能ですが、オプションの長時間タイプに付け替えるとほぼ倍の約4.8時間もの駆動が可能になります。このバッテリを装着しても約1.68kgと軽量なのが良いところですね。装着時のサイズも殆ど変わらないですし15,000円追加の価値は大いに有ると思います。

 感心したのはACアダプターのサイズ! 殆どのノートPCがかなり大きなアダプターを採用していてそれが疑問だったりしますが、 このPCのアダプターはかなりコンパクト。サイズ的にPCカードと同じくらいでしかも軽量なので、旅行や出張でノートPCとACアダプターを持ち出す時、少しでも荷物を軽くするのに役立ちます。

 液晶もイイですね。 もともとEPSONのノートPCの液晶は明るくて綺麗だと思いますが、これに使用されている液晶も同じく明るくて綺麗です。 さらに最近の薄型ノートPCの液晶は、中心部と周辺部でのコントラスト比の変化が大きく結構目に負担が掛かるような代物が多いのですが、そういう問題も無く仕事と趣味両方に使えるような感じです。 後やはり12.1インチならXGAが丁度良いですね。これ以上字が小さいと疲れると思う。

 デザインも個人が使用しても恥ずかしくないスマートな印象を与えるものとなっています。 天板がグレーのツートンで中はダークブルー。 NWではザラザラ過ぎたタッチパッドと感触の安っぽいクリックボタンが気になったけど、今回はサラッとした感触のタッチパッドにタッチパッド外縁から一体成型されているメタリック調のクリックボタンがお洒落な感じで、しかも押下感もイイ感じ! 良かった良かった。

 キーボードも打ちやすいサイズで、しかもたわみが少なく、ストロークとクリック感が有りイイ感じ! しかしキートップの刻印のフォントがなんかなじみにくいと言うか。スタイリッシュなフォントですが、こういうのは普通の方が良いんじゃないかな?まあ慣れでしょうけど。

 この様に欠点も殆ど無く良いことずくめのノートPCなんですが、ベンチを動かすと何とパワー自体もNWシリーズより向上しているではないですか。

  CPUそのものはどちらともPentiumMプロセッサー1.4GHzで比較しましたが、チップセットが855GMから855GMEへ微妙にチェンジ。これによりメモリーがPC2100からPC2700へ向上、HDDもデスクトップPC並みの高速なタイプが搭載されている様です。
VGAの能力自体は変わらないと思いますが、メモリー周りが速くなったのに伴い描画スピードがアップしています。
これだけのパワーが有れば、3Dアプリを多用するので無ければまったく十分だと思います。PentiumM 1.4GHzはPentium4-M 2.0GHz相当のパワーですし。

 総括するとこのノートPCは“軽い、薄い、小さい、安い”と、四拍子もそろった良品だという事がハッキリ言えると思います。


参考までにベンチ結果(NWのスコア):
3DMark2001SE : 2380(1649) Marks

N-Bench Ver 3.0 : 1187(1092) Marks

HDBENCH Ver 3.40

  ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw
33801   64873 65453   51077    37462   71827         60

Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write RRead RWrite Drive 192600 26800 8900 107 22515 18665 10673 8554 C:\100MB


NBシリーズ

NT330

PC
2004/2/8


  ATI Radeon9600XT
のレビューです。

 FF-XIの為にGF4-Ti4200にして一年少々ですが、やはりDX8.1世代のVGAには限界を感じてきました。
そもそもTi4200ではDX9用のソフトは動きませんからね(´Д`)悲しい・・・

ラデ9600XT そこでそろそろ買い換えようかと思い調べてみましたが、いくつかレビューサイトを見てみると、DX8.1世代としての性能はnVIDIAのGF-FX5700Ultraが良くて、DX9世代になるとRadeon9600XTが良いというのが大体の意見のようでした。

 もともとDX8.1世代のソフトならTi4200でも良いわけで、 また次期WindowsはDX9ベースで動作するという事からRadeon9600XTに決定しました。また今自作ユーザーに人気が有るのも9600XTの方だという事でした。

 地方の相場だと二万円前後の9600XTなんですが、なぜか玄人志向の9600XTがかなり安くで売っていましたので、特に付属ソフトも必要ないのでこのRD96XT-A128CLという型番の物に決定! Ti4200はこの店に下取って貰うことにしてもらいました。
電飾
  早速取り付けて見ると、何とケースの中でキラキラ電飾が輝いているでは有りませんか!? なんだこりゃ・・(´・ω・`) キレイだけど
 でもケース閉めたら意味無いヨ

 それはさて置き、DVI端子にモニターを繋いで早速起動させると何事も無くDVI側から信号が出て普通にWinXPを使うことができました。
ドライバーも入れてないのに、いきなりSXGAフルカラーで使うことが出来るのには驚きました(昔は16色VGAになった)。 さて次はATIのサイトから落とした最新のCatalyst Ver4.1を導入する事に。 ここでも問題なし。うーむ、ATIという事でトラブルが何か有るんじゃないかと待ち構えていたんですが、今はそんな事は無いんですね(^^; 失礼

 今はPCゲームを殆ど持っていないので、取りあえずベンチを動かす事にしました。

何れもPentium4 2.4GHzでテスト、GF4 Ti 4200と9600XTの比較です。
P4のHTは有効にしています。

まずFF-XIベンチは旧が4623で新が5430と17%アップ
FF-XIベンチ2ではLモードが旧3737で新が5258と40%アップ
Hモードでは旧2610で新4047と55%アップ

最近出たばかりの信長の野望 Onlineベンチでは 旧が236で新が238・・・
殆ど変わらない。
テネベンチは9600XTだと動かない!
N-Bench Ver 3.0では旧1867で新1675、11%ダウン!?ナゼ・・?

3DMark2001SEは旧10916で新11736、8%アップ
3DMark 03は旧1392で新3468、150%アップ!

AquaMark3
は旧が15749で新が29585、88%アップ!

上昇率が非常に大きかったベンチプログラムはDX9世代というのが肝ですね。 そもそもこの手のベンチではTi4200では動かない項目がいくつか有ったからなーヽ(´ー`)ノ

 向上するかな?と淡い期待を抱いた2D画質は変化感じられず。
うーん、自分が鈍感なのかnVIDIAのボードの品質が上がっているのか、それともATIのボードが(略

 今回初めてDX9のピクセルシェーダー2.0のデモなど見る事もできましたが、これがリアルタイムの3Dか!と思うほど綺麗で感動しました。
やはり最新のVGAは良いですね(´д⊂) 正直カンドウシマスタ



ATI
製品サイト


PC  
2004/2/4

 NOVAC EntaVisionLXのレビューです。

 この製品はアップスキャンコンバーターです。
大抵の人は部屋に少なくとも一台のPCと一台のモニターが有ると思いますが、TVまで置くスペースが有る人はあまり居ないかもしれません。
しかしTV自体は無くてもTVチューナーボードをPCに導入すればTVを見られますし、PS2を繋げばゲームもモニターで見る事が可能になるわけです。

 私も今まではそうしていたのですが、低価格なキャプチャーボードを使用していたためTVはまだしも、動きの速いシーンの多いPS2の映像品質にはプログレッシブ処理にかなり不満が有りました。
実際レースものはかなり辛かったですからね。

 というわけでNOVACのアプコンを購入しました。
この製品の特徴は、ただVIDEO信号をモニターが表示できるSVGAやXGAに変換できるだけでなく、単体でのTV表示機能、PC画面をスルーさせてのピクチャーinピクチャー機能など結構多機能になっています。

 まず一番使用するS-VIDEO→XGAですが、もともとの信号解像度が低いのでPS2の画面がXGA品質になるわけでは無いものの、まずまずキレイにプログレッシブ表示されているかな?
やはり一万円程度の製品なので高級機に比べると精細さに欠ける印象は有ります。
もっともキャプチャーボードで一番不満だった描画ブレや微妙な描画遅れは皆無なので、これならPS2のモニターにしても良いかなというレベルです。

 ただ気になるのはたまに画面に青い点の様なノイズが入る事ですね。
これは出力解像度をXGAにしてもSVGAにしても出る事が有ります。
またTV画面に切り替えるとチューナーの感度が悪いのか、全チャンネルでノイジーな画面が表示されます。
まだ内蔵の玄人志向の低価格ボードの方が綺麗に映るな・・・(´-`)

 ピクチャーinピクチャー機能を使うためには、一度EntaVisionLXの中にモニター信号を通す必要が有りますが、これの対応解像度がXGA上限というのは痛いですね。XGA以上の解像度を使用している人はかなり多いと思いますし。
しかしどちらにしても一度EntaVisionLXを通った信号はゴースト気味になるので実用性は低い印象です。

EIZOのL567の場合はデジタルとアナログの二系統入力対応なので、アナログをEntaVisionLX、PCをデジタルに振り分けるという使い方も可能です。

 この製品は使用する環境によってかなり印象が変わる製品だと思います。
TV受信レベルが高い所ではTVリモコンも付属するのでモニターを快適にTVとして使用可能ですし、例えばEIZOのL567の様に入力がニ系統あるモニターなら、EntaVisionLXとPCを一々繋ぎ変えたり、ゴーストを我慢したりする事も無いのですが。

 こういう面倒くささを考えると、多少高価ですが高画質&高性能なキャプチャーボードを使用した方が面倒が無いのかもしれませんね〜(´・ω・`)

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PC  
2004/2/1

 TOSHIBA dynabook C7/212CMHF のレビューです。

 このノートPCは、A4ファイルサイズのデスクトップPC並みのパワーを持つノートPCとB5サイズのシングルスピンドル機の中間に位置する、コンパクトで有りながら機能性も重視したタイプになっています。

 外観はWindowsノートにしては珍しいパールホワイト。中はシルバーカラーでキーボードとタッチパッド部分はホワイト。女性に人気が出そうなデザインですね。

 大きさは前述の通り比較的コンパクトで重量も約2.1kgという事で持ち運ぶのもまずまず苦にならないレベルかと思います。 上面積はA4+という感じですね。

 キーボードサイズも犠牲になっておらず、DVD+CD-RWのコンボドライブも搭載、LANポート、USB2.0x4、iLinkx1、SDカードスロットx1、さらに珍しい事にPCカードスロットx2というのもイイですね。
PCカードスロットがダミーカード式では無くシャッター式なのも嬉しいポイントです。 ダミーカードはすぐに無くなるんですよね(笑)

 他にもTVアウト端子、CRTアウト端子などコンパクト機には無い端子が有るのが魅力です。

 このダイナブックのCシリーズはコンパクト+多機能をコンセプトとしていますが、競合するのは富士通のBIBLO-MGやLOOX-T、NECのLavie-Mなど。あまり差が出ていないこのグループで、Cシリーズの良い点はお洒落な外観でしょうか。
重量や液晶サイズでは若干劣っていますね。
と言ってもすでにCシリーズは、このC7からC9、さらにCXへと進んでいるので弱点は少なくなっています。東芝という事で信頼性も期待しているんですが。


 さてC7シリーズでもCMHFのスペックはCPUがセレロン1.2GHz、メモリーが256MB、HDDが40GB、液晶が12.1インチ(ノングレアタイプ)となっており、サイトには該当型番が有りません(笑)
CMHNのビジネスーバージョンという噂が・・・
液晶はかなり輝度があり、発色もかなりキレイ。視野角はノートPCの一般的レベルで、そう広くは有りませんが反応速度も十分で、DVDビデオで動きの激しいアクションシーンを映しても問題無しです。
液晶はNECやIBMの同クラスより良いですね。

 メインとなるチップセットはTrident社製CyberALADDiN-TとALi社製 M1535Bを組み合わせたものとなっています。
流石にベンチを採ると以前紹介したPentiumM-1.4GHzのNWノートの半分程度の結果しか出てきません。

 まあこれはセレロン1.2GHzですし妥当ですね。セントリーノが速すぎなのです。
と言っても通常の使用ではまったく問題の無いCPUパワーで、DVDやDivXなどの再生も滑らかです。

 ビデオチップのCyberALADDiN-Tの方は、3Dパワーが低いノートPCの中でもやや低めの3D性能です。
H-T&Lが無いのでFF-XIベンチが動かないのはまだしも、N-BENCHも止まりますよ。
しかたが無いのでTeneベンチを動かしましたが、結果は438。
以前紹介したNWノート(Intel-355GM)は903。
ゲームがサクサク動く3Dチップを搭載したノートPCは、このクラスでは皆無なのが残念ですね。

P4-2.4GHz+GeForce4-Ti4200で3157、AthlonXP-2000+GeForce4-MX440は1064なので、旧々世代並みにはなってきているようですが。


 まあそれはさて置き(仕事で3Dゲームなんぞ動かしませんし)、仕事でプレゼンをする為にノートPCを使用するのですが、この時にデュアル画面を簡単に設定できないPCも多く苦労するのですが、流石東芝のノートは違いますね。
驚いたのはモニターのプロパティで設定するしないに関わらず、既にクローン設定で外部出力が出ている事(爆)
うーん、これは便利だ。
プロジェクター使いには助かる機能ですね。

ベンチ結果:

Teneベンチ : 438

HDBENCH Ver 3.40
   ALL  Integer   Float  MemoryR MemoryW MemoryRW  DirectDraw
 16482    55502   54710     7571    9822    13310          11

Rectangle   Text Ellipse  BitBlt    Read   Write   RRead  RWrite  Drive
    11931  12341    4512      45   21035   19471    7590    6885  C:\100MB

サイト


PC  
2004/1/29

 HP Compaq Tablet PC TC1000 のレビューです。

 このPCはいわゆるペン-タブレットPCで、キーボードやマウスを使わずとも付属のペンだけでWindowsを使用できる、まるでPDAのパソコン版みたいなものです。

 使ってみた感じ、PenPlusなどの支援ツールを使用すると画面のデータに直接文字や図を描いて貼り込めるため、内蔵無線LANと無線LAN対応プロジェクターなどと組み合わせて、先生がパソコンの図に手書きで説明を書き加えたり、会議でパワーポイントの画面に下線や矢印を書き込んだりするのに便利に使えそうです。

 ただペン必須のアプリケーションは希少ですし、タブレットじゃないとダメだ!というシチュエーションも非常に限られていると思いますので、現状で各社ともタブレットタイプPCに注力していないのは納得ですね。

 さてTC1000にはキーボードが有りますが、一般的なタブレットPCが基本的にノートPCの様な形態を取っているのに対し、TC1000はあくまでも本体のサブとして取り外し可能なコンパクトキーボードが付属するのがユニークですね。
ですからディスプレイ部だけを持って使用可能です。
と言っても、この本体が1.4kg近いので正直片手で持ち続けるのは辛い・・・

 TC1000はまるで合体マシンの如く様々な形態に変化します。
ここでは詳しく説明しませんが、恐らくマニア心をくすぐる事でしょう(笑)
あのくるくる回るキーボードは衝撃的でした。
しかしですね・・・実際に使う側からすれば何か違う気がしますよ(爆)
特にDVDユニットまで接続すると。
タブレット型ならタブレット型に特化してシンプルだった方が良かったのでは。
重いのはやはりマイナスです。

 タブレット形態で冷や汗もかきました。
デュアル画面にした時にサブ画面の方のマウスを操作できない!
オーノー!!
あくまでもタブレットはメインしか操作出来ないんですよね、当たり前ですが。
ひょんな拍子であらぬ方向に行ったマウスカーソルは、再起動してもメイン画面に戻ってこなかったりします。
ディスプレイドライバーの設定がメンドクサイのは欠点ですね。
キーボードはやはり切り離さない方が良さそうです。重いけど。

 さてこのマシン、致命的な欠点が有ります。
それは何をするにしても重いこと! 重量じゃなく。
まあこれはCPUがクルーソーだからなんですけどね。クルーソー1GHzでもダメダメやん。
以前使用していたFMV-Looxもクルーソーだったけどあれも重くてイヤになったな。

 書ききれないほど色んな特徴が有るTC1000で本当は良いマシンだと思うのですが、正直このCPUのお陰で全てを台無しにしています。
このままでは使う気が削がれます。
流石にHPもこの辺りを察したのでしょうか、後継機のTC1100ではCPUをセントリーノに変更しパワーアップしました。
この他の仕様は微々たる変更のみなので大いなる弱点を克服したタブレットPCとして期待できそうです。

ちなみにタブレットPC用XPに付属のゲーム、インクボールは面白いですよ(笑)
ペンで操作できるインタラクティブ性がナイスです。

サイト(こちらはTC1100)


PC  
2004/1/13

 EPSONプリンター PX-V700のレビューです。

 友達用に一万円前後で購入できるプリンターを探したのですが、現時点ですとEPSONのPX-V700とCanonのPIXUS 320iが候補に挙がります。
販売店に因るでしょうが、近所のコジマではどちらも9000円代のお値段です。

 自分の中では即効でV700に決めたのですが(どちらも使ったことあるので)、店員にどちらがオススメですか?と尋ねたところ、画質ならどちらも同程度だけど作りがしっかりして信頼性高いのは圧倒的にエプソンですよ!と鼻息荒く説明されました。
そうなんですか・・・?(´-`)

 ちなみに私がV700を選んだ理由は4色顔料インクだから。Canonの方は黒のみ顔料でした。
やはり画質が同じなら、後は普通紙で印刷した時の品質色の耐久性が高いに越したことは無いですから。

 現在店頭にはV700とV600が並んでいますが、型番とは逆にV600の方がV700の後釜となります。スペックの実質の差は殆ど無く、実売で4000円程度の差が有るので、V700が安く売っている今はV700がオススメです。




 さてセットアップは相変わらず簡単で、箱を開けてから十数分で使用できます。
低価格機でも4色独立タンクなので経済的かもしれないですね。
特に良く使うと思われる黒タンクは大きめのが付いていますし。



 早速普通紙と半光沢紙に印刷してみます。
印刷品質は流石に低価格機だけ有って、800〜900番台の様な美しさは期待薄ですが、特に悪くも無い印象です。期待しすぎなければデジカメ印刷にも使える画質。
粒状感は有りますが、上手く処理してあり遠目ではあまり気にならないかな。
Canonの同クラスより微妙に良い画質ですね。まあその辺りはエプソンらしいという所でしょうか。

写真画質での印刷速度は遅いですね・・・
以前使用していたPM-890Cより更に遅いのかな?
Canonの同クラスは数倍速いです。まあその辺りもエプソンらしいという事で。

 普通紙の印刷品質は流石顔料だけ有ってピカイチです。
従来のインクだとシワシワになるようなMAPデータの印刷もバッチリ。
耐水性も有るので、水こぼしても本当ににじみません。今までのプリンターからするとやはりカルチャーショックです。

 普通紙でワープロデータを出力するとエライ速いです。
バシュッ!!という感じで紙が吐き出されるので正直驚きますね(音も凄い)。
これは今までのEPSON機には無いメリットですね。
同じ顔料とは言えG900の数倍早い印刷速度は魅力です。

 稼動音もカラー印刷をする時には結構静かで良い感じ。夜でも大丈夫!
けどモノクロデータは爆速な分激しく音が出ます。結構驚くかも(笑)


 V700は普段は普通紙でワープロやWEBデータを印刷する事がメインで、たまにデジカメデータも出したいという人にオススメできます。
普通紙での印刷品質は上位機種以上ですから。

 製品サイト


PC  
2004/1/26

 EPSONノートPC NWシリーズ(NWM4K6000A)のレビューです。



 エプソンにはダイレクト系と法人系の二種類のPCが有りますが、NWは法人系での取り扱いナンバーでダイレクトではまた型番が違うみたいです。
エプソンダイレクトの方の型番ではL350Hが一番近いのかな?
エプソンPCはOS以外余計なものが入っていない事から、昔から玄人さんに人気です。

 NWシリーズの大きな特徴はCPUにIntelの最新プロレッサPentiumM(セントリーノ)1.40GHzを採用している事と、14.1インチながら1400×1050のSXGA+の液晶パネルを採用している事ですね。

 実際かなり重いアプリケーションを動かしてもデスクトップPC並みにサクサク動き、ストレスをまったく感じません(256MBメモリーにWinXP)。
ノートPCのパワーもここまで来ると不自由さの欠片も無いですね。

 液晶もやたら解像度が高く、EXCELとWORDを同時に開いての作業もラクラク。作業効率は高いです。
けど14.1インチなのに解像度が高すぎて字が小さいんですが・・・
自宅では17インチで1280x1024なので、かなり縮小表示している感覚ですね。
パネルの輝度は十分に有り、反応速度も速くDVD再生も問題なし。発色も良い感じ。視野角も同クラスのノートの中では広い方ではないでしょうか。

 基本的な2DやCPUパワーは有り余っている程なのですが、3Dはショボショボ。
大体H-T&Lに対応していないからFFベンチ動かないヽ(´ー`)ノ
昔の3Dゲームならそこそこ動くだろうけど、ハードウエアアンチエイリアスも無いし、やはり現時点のノートの3Dパワーには期待できませんね。
これは今後の課題でしょう・・・

 後は855GM内蔵VGAの問題でしょうが、ニ画面表示で動画をクローン再生するとハードウエアオーバーレイが利かなくなり、DVDとかの再生がガクガクしますね。
まあ安いVGAだとデスクトップ用VGAでもそうなるので仕方ないか。

 コンボドライブは便利ですねー
やはり映画とかで無くてもデータDVDを読む機会は多くなるだろうし、これからはノートもDVDドライブ必須だと感じます。

 外観的にはエプソンなりにお洒落を狙ったんだろうけど、やはり垢抜け無いですね(笑)
 トップパネルは銀パソっぽいですが、中はダークブルー。
パームレストが生プラスチックなのは好感が持てるんだけど(経年劣化目立たないから)、タッチパッドがザラザラしていて手垢が付き易い感じ。
クリックボタンも押下感覚が少々安っぽい感じ。
キーボードはフルサイズで打ちやすいです。

 無線LAN内蔵なのはやはり便利ですね。
もともとPCカードスロットが一つしかないので、これを無線で潰さなくても良いのは助かります。

 最後になりましたが、NW最大の特徴は実はバッテリー駆動時間なのかも。
NWの筐体にはCPUスピードを四段階に切り替えるスイッチが付いているのですが、二段階目の状態にして後は動画再生したり普通に使っていても余裕で3時間持ちます。
しかもそれでも50%程度残量が有ると言う素晴らしいバッテリーの持ちです。

 流石セントリーノと言うか、恐れ入りました。
後は重量ですね。約2.4キロはやはり持ち歩くには重いっすよ。

サイト

参考までにベンチ結果:
3DMark2001SE : 1649 Marks

N-Bench Ver 3.0 : 1092 Marks

Teneベンチ : 905

HDBENCH Ver 3.40
  ALL  Integer   Float  MemoryR MemoryW MemoryRW  DirectDraw
31179    64862   65516    40290   30812    60192          30

Rectangle   Text Ellipse  BitBlt    Read   Write   RRead  RWrite  Drive
   196760  21132    1738      11   19549   18966    7687    6406  C:\100MB






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