さて実際に購入後のインプレッションですが、私が購入したのは2000年式(つまり初期型)のスイフトSX−4WD(AT)です。
どんな車なのかは今のSUZUKIのサイトは参考にならないので(今は最廉価モデルとスポーティーモデルしかない)
こっちの方が参考になるかな?
ところでスイフトを購入する前に代車として同じく2000年式ヴィッツF−4WD(AT)を二週間乗る機会が有ったので、これとあと前のシビックと絡めて書きたいと思います。
□スタイリングこれは主観がかなり入る部分だとは思いますが、シビックの場合は最初は違和感が有ったものの角度美人というか(笑)、リアビューやサイドビューはかなりカッコいいと思います。
逆に言えば正面から見たときが一番かっこ悪いのでは無いかと
(;´д⊂)
フルエアロ状態が一番かっこよく、ノーマルはちょっとかっこ悪いかな?という印象でした。
今でも友人の同型シビック見るとカッコいいなって思います。
ヴィッツですが、実は私あまり好きでは無かったんですよ。
何というかお姉ちゃんや奥様が乗る車というイメージで。
実際エアロ着けている人も殆ど見ませんし、街で見るのは素のヴィッツばかりだし。
あの最近のトヨタ的な、ぽっちゃりとしたシルエットがヴィッツをあまり好ましく思わせていなかったのです(RSを除く)。
けどそれとは関係なく代車でヴィッツだった訳ですが、これが不思議なもので自分が乗って段々そのスタイルに目がなじんでくると、これが不思議!
毎日ヴィッツに乗り込む度に、そのスタイルへの愛着が沸いてきます(笑)
しまいには「なんて可愛いんだー!!」(゚∀゚)
なんて思う始末(爆)
実際、今ではヴィッツのエクステリアは凄いという認識に変わっています。
あのデザインをした人は偉いですよ。
飽きないし上品でいて可愛らしいし、エアロなんて着けなくても十分カッコいい。
ちなみに現行型の涙目ヴィッツはさらにイイデザインだと思ってます。
一部で不評の様ですが、すこし男らしくなったかな?という感じです
さてスイフトですが、これは購入編でも書いたとおり、ノーマルはちょっと安物車丸出しというイメージで、引いてしまう人がいるかもしれません・・
クルーズとかならカッコよいのですがね?うーむ・・・
その点SXはフルエアロ状態だった訳で、ブラックボディーにスイフト独自のオーバーフェンダー的デザイン処理がナイスなサイドビュー(あくまでデザインで、そこまでマッチョな車ではありません(笑)、リアスポによって引き締まったリアビュー、ビルトインフォグランプやメッキグリルがナイスなフロントビューなど・・・って、一歩間違えるとDQN車になりそうですが、そこまでなってはいないので安心です(^-^;)
そこはスズキ、ダイハツより大人しいイメージ(笑)
ただ、悲しい事も有るんですよ・・
高速の料金所で、何度か「これって普通車なんですか?」って係員に聞かれるんです。
つまり「さっき似たような軽自動車(Keiの事ですな)が軽料金で通って行ったけど、これはKeiちゃうの?軽だったら言ってね(ハアト」と暗に親切で言われている訳ですね(笑)
「これは普通車ですよ」と言わなければならない屈辱!(゚∀゚)
というか、おじちゃん目が悪いんとちゃうか!と言いたい(笑)
でもスズキもねー、あまり捻らずKeiのスケールアップ版として造るからこんな事になるんですよー
ワゴンR(UP版がソリオ)とかでも同じ手法使っているし。
まあこれはこれで別に良い問題なんですが。
あとスタイリングというかボディー形状からなんだろうけど、ヴィッツやシビックと違って前方視界が良い!
今時のコンパクトカーってAピラーが寝ていて太いので前方左右の視界がかなり悪くなっているのだけど、スイフトはAピラーが立っているのでそういう事が無い。
と言ってもノーズが運転席から確認できないのは今時の車らしいな・・
□内装これも購入編で書いてしまいましたが、やはりトヨタは偉大です。
たしかにヴィッツの内装の質感もプラスチッキーなイメージは有りますが造り自体はしっかりしており、デザインには新鮮さが有り、しかも各種収納スペースが豊富に存在し使い勝手がとてもイイ!
エアコン噴出し口が丸くて市販のドリンクホルダーが使えないーってのは有りましたが、あとは後付ナビのモニターをつける場所に苦労する位かな?
けどセンターメーターはダメポ・・・
あとFグレードだったというのも有るんだろうけど、メーター照明がとても弱く夜の視認性最悪。
日中でもデザイン自体が悪く、今一データを直ぐに読み取れない。
タコメーター無いのも残念だよね・・
この点スイフトはスダンダード路線です(タコメーターも有りますw)。
ペットボトルホルダーが運転席にも助手席にもあるので、ペットボトル飲料好きな現代人には嬉しいポイントです。
しかし残念ながらその他の収納スペースはヴィッツの半分も無いので注意です。
内装デザインした人はトヨタ車を良く研究しる!(゚д゚)
その代わりデザインは前時代的で内装の質感が低い。
可愛らしさやお洒落の一欠片も無いので、そういうのが好みの人はマーチやデミオに乗ってくださいって言っているかのようです(笑)
けどエアコンのルーバーがカラカラ動いて固定できないのは幾らなんでも酷いだろー(笑)
自前でスポンジかませて、必要以上に動かないようにしている状態ですが、これは車の個体差なんだろうか??修理お願いできるものなのかな?
時間有ったときに問い合わせてみよう。
(これはカーショップが潤滑スプレーみたいなものでクリーニングしたのが原因らしい)
シビックは言うまでも有りませんね。
クラスが違うので当然ですがとても良い感じでした。
あのシフト位置は最高だった・・
収納スペースはやはりソコソコでしたが。
シビックはハンドルも良かった!
7万キロほど使ってもグリップ感が良く疲れないハンドルだったけど、ヴィッツやスイフトは安い樹脂ハンドルでつるつるすべる・・・
つるつるすべるハンドルでは運転するのが疲れてきますよ。
対策に市販のハンドルカバーを付けていますが、メーカーさんはその辺りも考えてくださいよ。
内装といえばシートも入る訳ですが、シートの出来に関しては
スイフト>ヴィッツ>>>>シビック
こんなイメージです。
これは今のシビックでは改良されていると聞いていますが、初期型シビックのシートはもう涙が出るほど最悪(゚ーÅ)
後部座席も座ってもらうのが悪いと思うほど硬いし。
静電気攻撃もすさまじく、とにかくシビックではシートが一番最悪なポイントでした。
その点スイフトのシートは座面もゆったりしておりクッションもサポートもそこそこの出来で悪くは無い印象です。
シート生地も汚れも目立たず静電気も起き難いです。
ただ掛けられているコストを考えると、へたりは早いかもしれませんね。
そういえば初期型ってチルトステアリング付いてないんだよなー
自分のポジションだと何とか適正なんだけど、更に背の低い女性だとハンドル位置高いんじゃないかな。
その辺りコストダウンして欲しく無いよね。
またキーレスエントリーが赤外線方式なのは×
無線と違って反応範囲がかなり狭いので不便です。
(現行は無線に変更されてます)
□カーゴスペースこの点では2000年型ヴィッツFは勝負になりませんでした。
奥様の買い物袋が何とか入るカーゴスペースしかなく、しかも後部座席が倒れないのでそれ以上どうしようもない!
今のヴィッツは改良されているそうですね。
シビック? EUシビックはステーションワゴンなんですよー(本当)
だから1300ccクラスの車と比較したらいけないのです(笑)
さてスイフトですが、これが結構良い出来でした。
まず後部座席が簡単に倒れ、フラットなスペースがいとも簡単に作れます。
シビックですら一度座面を引き起こして次にヘッドレストを外して・・・と面倒だったのを考えるとかなり使いやすいです。
けど全体的にコンパクトなので、そんなに大きな荷物を詰める訳では無いのですが、とりあえず仕事で積まなければならない大きなブツは乗ったので一安心!
ステーションワゴン系営業車が必要なシチュエーションはそんなに無いのです。
後はこれで中にMTBが積めれば最高なんだけど、それはまだ試していません・・(^-^;)
乗ら無さそっぽいんですが(笑)
□走行性能走行性能と言っても別にカリカリ走らせての話とかでは無く、普通に走らせての感想なのですが、1300cc同士の比較なら使いやすさのヴィッツに、高回転まで気持ちよく回るスイフトという印象です。
ヴィッツは低速トルクは有るのですが、更に加速を求めるためにアクセルを踏んでも反応が悪くちょっとストレスが溜まる感じです。
逆に言えば普通の街走りではストレスを感じる事は特にありません。
1300ccクラスの車に乗るのは初めてだったんですが(今までは2000CC〜1500CC)、1300ccでもけっこう余裕なんだなーという感じです。
もちろん一人乗りがメインだからこそ言えるのでしょうけど。
対してスイフトはちょっとしたアクセルの踏み込みでも軽く3000回転を超える感じで、回してナンボ!というエンジン。
ATの設定も有るのでしょうが、これがバイク屋の作ったエンジンかーという印象です。
あまりにも軽く、しかも静かに回るエンジンのため2ndレンジなのを気がつかずに走り、7000回転越えでレブリミッターを作動させてしまう事がありました。
1300ccの安いコンパクトカーに7000回転まで軽く回るエンジンを乗せるスズキって一体・・・
けどVTECの様にパワーの盛り上がりがイイ!という訳でも無いので、あのシビックのD15Bエンジン+CVTをスイフトに載せれば最高だな(´-`)
と思う次第です。
評価としてスイフトのエンジンは、静かで、高回転まで滑らかに回り、レスポンスが良い!という事でしょうか。
あともう少し面白みが有ればバッチリ。
足回りはスイフトは少々硬めですがしっかりしてます。
車高が高めのミニSUVという設定なのですがコーナリングやブレーキングでのロールも少な目です。
ただ、もうちょっと初期動作を柔らかくして貰えれば乗り心地はもっと良くなると思うのですが・・
これはコストの関係もあるのでしょう。
けどシートのお陰?ゴツゴツした路面でもそんなに不快感は感じません。
さて、よくヨタアシ(トヨタの足回りはヨタヨタしているという意味)と言われるヴィッツですが、実際フニャフニャして安定していないと言う印象は受けませんでしたし、乗りやすいと思いました。
バランス取れていると思いました(女性好みの味付けなのかも)。
4WDの評価なのですが、地元で一番過酷な冬季シーズンが終わりに差し掛かる頃に購入したため、真価を発揮できなかったのは残念ですが、多少なりとも凍結路面等走った感想は、さすが4WDはイイナーって事です(笑)
歩くのも大変な凍結路面でも余裕でスタートできますし、ミューの小さい路面ならやる気になればパワードリフトもできました(゚∀゚;)
また雪とかではなくても、雨が降って水溜りが出来ている高速での走行など、やはりFFとの違いははっきり出ます。
FFでは結構ハンドルを取られたり挙動が不安定になりますが、4WDだとそういう事が無いんですよね・・・ 驚きました(^^;
けど4WDに過信は禁物!と昔から言われているので、気をつけないといけませんね。
□燃費郊外を比較的ノンストップで走れる状況での燃費ですが、国道46号線を同じようなシチュエーションで走行した時、シビックはリッター18、ヴィッツは16、スイフトは13でした。
同じ2000年型でもヴィッツの方が燃費対策がしっかり取られている事が解ります。
フルタイム4WDでシビックに迫るのは立派。さすがトヨタ?
スイフトはいわゆる普通のエンジンの4WDオートマの燃費だと思います。
スイフトの初期型ATは今一燃費が伸びません。
後期(現行)型は少し良くなっている様です。
MTモデルの燃費が異様に良いだけに残念。
シビックは流石リーンバーンエンジンだけ有り、排気量車重とも大きいですが長距離で燃費が良く伸びます。
今度は高速道路をかなり高速走行(120km/h以上)するシチュエーションでの燃費ですが、これは全車リッター8〜9とリッター10にも届きませんでした(>_<)
リーンバーンエンジンも流石に意味無し。
1500cc以下の小排気量車は高速走行が苦手なんですね。エンジンに鞭うちますからね。
2000ccクラスの車の方が高速燃費で12〜13行く事を考えると、実は私の使用方法からすると小型車じゃ無いほうが経済的なのかも(´・ω・`)うみゅ〜
ちなみにこの結果はシビックがアーシングやマグチューン、トルマリンチューンなどの燃費向上チューンを行っている状態で、ヴィッツとスイフトはノーマルです。
□まとめ今スイフトSE-ZがMTモデルだと79万円ですよね。
正直その値段でのコストパフォーマンスは抜群だと思います。
MTモデルなら余裕で燃費リッター17とか行くらしいですし、必要な装備はすべて付いています。
着座位置が高めなので、走っていて見通しが良く楽ですし、シビックでは出来なかった国道のUターンも切り返し無しでできる小回りの利きが便利!
内装の好みは出るだろうけど、正直この価格帯ではこんなものだと考えて割り切って使えば良いと思います。
シート生地やシフト周りはしっかりしていて関心しますが。
荷物も結構詰めますしね。
エンジンはこのクラスではかなり良い感じですし、シートの作りもデミオやフィット、ヴィッツより良いかと思います。
ブレーキの利きも良いし、基本走行性能でなんら不満を感じないのはエライ!
いや初期型ATは少しタコか(笑)
と言ってもコンパクトカーの中での格付けとしては今のデミオやコルト、フィット等の方が0.5クラスほど(以上?)上だと思いますので(笑)内外装の細かい作りが気になる人や、乗るならお洒落な車が良い!という方(若い女性とか)には他のメーカーの車を薦めたいと思います。